46 ― Blood on Letters ― (2025/07/14(Mon) 21:00:00 に更新) RSS
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C＃m：宵月 ヴィブラト
[さて、グリッサへの返信を認めるまでの間に
ヴィブラトは
手紙の束には、宅配便の不在配達通知が混ざっており
（豪雨に見舞われた例の都市の古物市場で
ベネディクトが仕入れてきた品の配送便だった。
つまり道路のほうも早期復旧していた、ということだ）
その通知を急いで店主の元に突き返しに行った際に
下に滑り込んでいたそのメモも一緒に持っていってしまったのだ。
このメモの送り主が、文字通り鴉となって
この店へと翼を広げて翔けつけるのは、
そして店主にして重篤な “信奉者” であり、
それ故に「吸血鬼キャラ」の人間に対して
大分斜に構えた態度をキメていたベネディクトが
「モーラ様」の真実を目の当たりにしたことで
天動説から地動説並みの大転換を余儀なくされるのは
ヴィブラトが手紙の返信を一通り書き終えてからのこと。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[そうこうして駆け付けてみれば心配することはなく、
単にモーラが店まで駆け付けてきていただけだった――
いや、「単に」と表現するのは明らかにおかしいだろう。
未だ臨時休業中のこの時に、
事前に何のアポイントもなく突然現れたのだから！
実際には、事前の連絡はあった。>>-83
だがヴィブラトは綺麗さっぱりそれを見落としており>>79
それを知らずに受け取っていた店主もまた、
不在配達票対応からのグリッサ様の尊さにより>>81
メモの内容を確認するどころではなかったのである。]
も、モーラ様！？ 一体どうしてここに。
確かに海外公演の話はお聞きしましたが――…
[そこではっと、自分の側の心当たりに思い当る。]
人狼側の勝利です！
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