46 ― Blood on Letters ― (2025/07/14(Mon) 21:00:00 に更新) RSS
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【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
おはようございます！ なんとか雷は落ち着きました……。
>>-9モーラさんも自然災害などのほうは大丈夫そうで良かった……！
とはいえ体調のほう、本当にお大事に！ 酷暑つらい……。
>>-10グリッサさんも残業どんまい……！
カペーシアさんもですが、エピ期間たっぷり4日間ありますので、皆様ほんとうにゆっくりのんびりお過ごしくださいね。
わたしもちょっと今日はのんびりモードになりそうです。
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
>>-17こちらも どんまい ！！
何故かエピになると独り言を表誤爆してしまいやすい気がするんですよね……（ぼくも結構やらかしたものでした）
【独】 E：旋風 カペーシア
/*おはよーございます
相も変わらずわたわたわた
パニックになると良くないですねー、四日間あるので、
ちょっとのんびりめにお手紙書かせてもらいます！ありがとさんがつです☆
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
ふう、ちょっとリアルの方休憩
グリッさんも、カペちゃんにお返事ありがと！
ちょーうれしい♡
グリッさんのお手紙は、自分の生活基盤がしっかりしつつも、相手の立場や状況を慮って、より良い道を勧めてくれるように促してくれるから、お返事もらえると、カペちゃんの進路というか、将来やりたいことがわかるようになってきて、まさしく先を行く大人の吸血鬼って感じ！素敵！
まず先にヴィブラトさんにお返事書くけど、グリッさんにも改めてお手紙送らせてもらうね♡
【独】 E：旋風 カペーシア
/*>>-5
ぐりっさんが入ってきたときに、
「さかのかさんだ！」ってなって、
ヴィブさんが入ってきたときに、
「さかのかさんだ！！！？？？(混乱)」してました
くやしい…！！！さかのかさん分裂してるように見えてましたはーと
モーラたやはしょっぱなから桜餅さんだったから迷わなかった。ギャル友パゥワーイェア！
【秘】 E：旋風 カペーシア > C＃m：宵月 ヴィブラト
[お手紙は前と同じ灰色の便箋だった。
しかし、何か別の作業をしながら書いていたのか、ところどころに消しゴムの跡やら便箋を乾かした跡が残っている。
盛大にこぼれた水の正体はご想像におまかせしまして。
きちんと読める状態の文字が、
ヴィブラトさんに言葉を贈る]
【秘】 E：旋風 カペーシア > C＃m：宵月 ヴィブラト
ヴィブラトさんへ
お手紙、無事に届いてよかったです。
「カレンちゃん」もきっと、「ブレンダン」お父さんのお返事をきっと待ってるよ。…直接戦災にあってなくてよかった。大変なことも多いと思うけど、「ブレンダン」さんからお手紙が届いたら、きっと「カレンちゃん」の励みになると思いまっする！
アタシは大したことしてないけど、
結局ほら、慕ってる人が声掛けしてくれるのって
嬉しーじゃん？励みになるじゃん？
カペちゃん、そういうのは嫌いじゃないから。
ヴィブラトさんがかぞくとうまくいくとい〜な〜って
おもうのでした。まる。
E：旋風 カペーシア
………
[…そして彼が語ってくれた過去についてや、
彼から見た「カペーシア」への印象への言葉に、
少しばかりの逡巡をして]
【秘】 E：旋風 カペーシア > C＃m：宵月 ヴィブラト
別に、アタシはヴィブラトさんが
家族と離れ離れなのチョベリバ〜っ！て思っただけだから、
大したことはしてないなあ。
誰かの痛みに…も、実はよくわかってないの。
ただ単に「嫌なものは嫌！嫌いなものは嫌い！」なだけ。
人間のせんそ〜とか、自分勝手な人間が弱いやつ
いぢめるの見てるのがいけ好かないとか！！！
そ～いう、わがまま小悪魔娘なのですっ♡
[と、少し茶化した口調にしてあるのは重い話題を少し軽くするためか。…けれど、彼が吐露してくれた言葉には真剣に答える。ギャルなりに。それでも真面目に真っ直ぐに]
…ジェニーさんの話、マヂカワイソ〜って思うな。
ジェニーさんもブレンダンさんもどっちも。
かたや家族が死んじゃってて、
かたや死んだんだって置いてけぼりにされるんでしょ？
夫がグッチャグチャになっちゃったショックと、蘇ったあとに拒否されたショック。どっちが重たいかなんて、アタシにはさっぱりわかんない。けどこれだけは分かる。
「今までどおり」なんて都合のいい話には出来ないくらい、二人の間には溝が出来ちゃったんだね。……アタシなら、蘇って帰ってきてくれたならこれ以上嬉しいことはないけど、人間には、化物と蘇生の違いがわかんないもんね……それってちょ〜かなしみ
【秘】 E：旋風 カペーシア > C＃m：宵月 ヴィブラト
でもやっぱ、あたしは、
友達が死んで化けて出てきてくれたら嬉しいカナ
ごめんねジェニーさん、そこら辺分かり合えないや。
アタシにとっては、死んでても化物になってても
そこに魂があるなら友達は友達って思っちゃうや
……でっかいきのこ雲を作る核兵器だの、
無限に空から落とされていく爆弾だののせいで、
無残な姿になってなお、苦しんで苦しんで、
息だけは続いてしまった奴ら、知ってるからさ。
死後の世界で、安らかにやってますよって、
当時の元気な姿で化けて出てあげたよって
声かけてもらえたほうが怖くないし嬉しいや。
ヴィブラトさん、ヴィブラトさんのいうとおりだよ。
「ブレンダン」さんは死んだ。死んでしまった。
もう元通りの「ブレンダン」さんはこの世のどこにもいない。
けど、ヴィブラトさんはいるんだから、亡霊になって彷徨って、会いたい未練を解消する権利くらい、あるはずだヨ。だってそのための永遠の命のようなもんじゃんか
【秘】 E：旋風 カペーシア > C＃m：宵月 ヴィブラト
こんなところかな？
アタシの手紙が、
ブレンダンさんの最初の一歩になれたんなら
なにより✌︎︎︎(*'ω'*)✌︎︎︎ﾌﾞｲﾌﾞｲｯ
もしそれでもなんか言われたら、
アタシが「ヴィブラト」さんのお友達として、
メッ！って、ジェニーさん驚かせてやろっかな〜…(≖ᴗ≖ )
うそうそじょーだん！
ヴィブラトさんなら、家族と上手くやれるよ。
だって、こんなにいいお父さんなんだからさ。
また結果、聞かせてよ。
うまくいったんなら、そのときは
お祝いにこっちでよく取れる茶葉でも贈ってあげる♡
(お茶のいれ方はわかんないから各自予習よろ(˵ •̀ ᴗ - ˵)✧)
それじゃ うまくいきますように
かわいい亡霊( ᜊ˙˘˙ )ᜊカペちゃんより
E：旋風 カペーシア
…うまくいくといいね。
[封を閉じて、竜巻模様の切手を貼り付ける。
今度は普通のお手紙として、ポストに投函しに行くために。
(…別に汚くなっちゃったお部屋から逃げて現実逃避するつもりじゃないんだからね！)
……この手紙に込められた妖力が、
ヴィブラトさんに絶対届けてくれると確信してる。
…なにごともなく、ぶじにとどきますように。
カペちゃんはそう祈りながら、治安の悪いポストにことりといれたのでした]
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
ヴィブラトさん宛！ぶいぶい！
表現かなり濁したけど、戦争関係でかなり痛ましい怪我人や御遺体を見てきたせいで、「原型を留めてない遺体」であっても、ミリで生存を期待しちゃう系ギャルカペちゃん！
なのでジェニーさんが否定する気持ちはどうしてもわかんない！けどうまくいってほしい…亡霊になってるのはわかってるから…だからこそうまく行ってほしい…というきもちよとどけこのめっせーじ！てーい！
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
カペちゃ ああ ああああああああああああああ
ああああああありがとう！！ 感想は ちょっとお返事書いてから……！！
書いてからと言いつつなんですがやっぱり一言だけでも…… 嬉しい！！！！ しばらく おまちください ！！
【独】 庭園の主 プラルトリラ
/*
と、秘話も含めて読了したところでした！ 先に村建てから2点だけ……。
>>2:-7>>3:-7グリッサさん
おそらくこの2つはそれぞれ>>2:-8と>>3:-8を独り言に誤爆しちゃったものかな？ と考えているのですが、もし本当にそうでしたら、さらっとでもいいので「（独り言のほうの）この手紙は送らないで書き直すことにした」などのRPを独り言に落としていただけたら嬉しかったです……！
（特に今からそうしたRPを落とす必要はありませんので、あくまで次からは気を付けてくださいね、ということで……！）
というのも、独り言誤爆も含めて誤爆やり直しは不可（後からPCがPC視点で自分の手紙の間違いに気づき、改めて手紙を送り直すことはOK）という規定でしたので……。
独り言ログは進行中には特に他の方に影響が出るものではありませんし、今回の内容であれば相手の方（ヴィブラトのほうのわたしですが）がエピでうっかり独り言の手紙も二重に受け取ってしまうこともないとは思うので
そこまで大きな問題ではないとは考えていますが、ルール上のお話になるので、一応……！
【独】 庭園の主 プラルトリラ
/*
>>3:-30カペーシアさん
👊についてですが、こちらもwikiのほうで
＞絵文字（😀💖🐱🆓など）及びあまりにも世界観を損なうようなAA・顔文字の使用は中身発言内でのみ可
という規定にしていましたので、次からはお気をつけくださいね！
（秘話ログ内に出ていた♡や各種顔文字については、まったく問題ありません）
【独】 庭園の主 プラルトリラ
/*
（>>-31続き）
とはいえ今回のログに関しては「まあこのくらいの絵文字ならいいんじゃないかな……？」とも思えた、というのが率直なところでもあります。これはカペちゃんのギャルRPの説得力からかなと。
絵文字禁止規定を設けたそもそもの理由が、過去に参加したRP村で結構な量の絵文字が飛び交ったことがあり、「これは……RP村というよりネタ村の感じかなあ……」と感じたことにあって。
（実際、お祭り要素のあるコンセプトの村ではありました）
それでわたしが建てる手紙村では、そういうノリの発言はちょっとご遠慮いただきたいかな……と思って入れたものでした。
なので実は、去年の側溝国さんでのサメ村の時は絵文字禁止にしていませんでした。サメのノリならいいかなって……
あとはひとつ前に建てた手紙村（暁26村）の時までの「手紙資材に書いたものも含めて、絵を送るのは全面禁止」という規定が影響していた、というのもあるので
この村ではそこまで絵文字について制限しなくても良かったんじゃないか、とも考えています。
【独】 庭園の主 プラルトリラ
/*
なのでグリッサさんもカペーシアさんも、村建ての立場として注意はしていますが、お二方とも特に大きな問題があった～とは考えていないので
うっかりはあるあるだから、次からちょっぴり気を付けた上でどんまい！ くらいに捉えていただけたら幸いです。
（進行中独り言を見ていただければわかりますが、ヴィブラトも今回ルール的に相当危ないことをしてしまっていたので、一参加者としてわたしも気を付けてね！ でした……）
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
改めて進行中のお手紙自体の感想なのです が
>>1:-13>>2:-13
あなたたち最高かよこのギャル＆バンドマン！！！！ とおっさんからサムズアップをお送りしますね！！！！（あまりにも面白過ぎたのでアンカー付きで）
そのカペちゃんとグリッサさんの進路相談の話だったり、グリッサさんモーラさんのざっくばらんなメールトークだったりにもにまにましつつ
ぼくもこれからいただいた分のお返事を なんですがまず目覚めるところからだな……。ちょうどPCが爆睡をキメているので、それに合わせて数日分のお返事をまとめて受け取る形にしちゃうかもです。
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
あ あとそういえば
3dにヴィブラトから墓下モーラさん宛のお手紙を埋めているんですが、これ次更新ですぐエピ入りするんだからエピまで待ってから秘話で送ったほうが抽出的な意味でいいのでは？ とぼくも考えてはいたんですよね（>>3:-12も見ながら）
とはいえ書ける時に書きたい……というより、あの時間軸のタイミングのヴィブラトPCでしか書けない内容があるなと思ったので、思い切って独り言手紙として投下した次第でした。
独り言の手紙についてはあくまで独り言ログなので、特に拾わなくても大丈夫だし拾ってくださっても大丈夫です！ とモーラさんにお伝えしますね！
（もともと、秘話のほうの手紙も受け取り必須ではないのですが……！）
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
そういえばこれもお伝えし忘れていましたが、
エピではお手紙にリアタイでお返事してもだいじょうぶです！（RP上は翌日以降に届く形になりますが）
もちろんリアル翌日以降にお返ししても大丈夫なので、やりやすい形でお手紙やりとりしていただけたら幸いです。
というところで ちょっといってきます……
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
>>-31>>-32
おっとっと、失礼しました。
次回から気をつけます〜。
あんまりケータイ絵文字があると、手紙書いてる感が薄れちゃうし、おじさん構文になりかねないから、ちょっと使い方気をつけてはいました。ギャルの範囲でおさめられてよかった。
顔文字とかもだいじょぶかな〜…と思っていたんですが
「ギャルなら顔文字つけないほうがおかしくネ？？？？？」という心のカペちゃんに従いました。もしアウトだったら申し訳なさみさみ
顔文字、手書きで書いてるギャルってほら…かわいいじゃん…(いいわけ
【独】 庭園の主 プラルトリラ
/*
>>-37カペーシアさん
確かに！＜手紙書いてる感が薄れちゃうし
その点グーパンは手書きでもさらっと書けるので、使い方に説得力が増したっていうのもあったかなと。あとおじさん構文すごくつよいのわかりますあらいけない、わたくしはおばあちゃんなのに……うふふ
顔文字のほうは全然大丈夫でしたよ！ こちらもあまりにも中身ノリの強すぎるネタ村っぽいのはちょっと……でしたが、カペちゃんのPC設定に沿って書かれているな～というのが伝わったので！
何せ堂々と「PC設定に沿っていればギャル文字OK！！！！」って書いていたくらいだったので……！
顔文字を構成しているのもあくまで文字だし、手書きできるものですしね（顔文字手書きギャルかわいいに全力で頷きつつ）
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
ちなみにギャル文字を実際に使うと
カﾍo 干ゃω まぢヵゝゎﾚヽぃ
こんなかんじになります
（参考：wikipedia https://ja.wikipedia.org...
わたしもリアルでギャル文字を使っていた訳ではないので、全くもってネイティヴスピーカー的な書き方ではないかもしれません）
C＃m：宵月 ヴィブラト
― 幾つかの夜の後 ―
[音。
誰かの息遣い。
からだの内側に沁みる熱。
おぼろげに浮かぶ思考。]
（ ・・・ ・・・…… …………ち が、 ）
[誰かが名前を呼ぶ。
唾が口の中にじわりと湧く。
緋色の匂いが鼻を擽る。
本能的な欲求が、身じろぎを齎す。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
（ ちを、 …… 血、を、 ）
[重い瞼は開かないまま、
先に両腕のほうが、目の前の気配の元を
捕えようと持ち上が……らなかった。
身体の動きが、押さえつけてくるような
何かによって阻まれている。]
（ ………血、だ ）
[ただ舌先から喉へ、さらにその奥のからだの底へと、
温度のあるなにかが伝っては沁みていき――]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[漸く瞼が薄く開き、ぼんやりとした光が視界を覆う。
やがてその光はゆるやかに像を結び、
こちらの顔にむけて、切り傷のある手を差し出す
ひとりの人間の顔を形作っていた。]
「ヴィブラト様……ヴィブラトさん！」
「パパ、」
（ベネディクト、 ……… ……？）
[もうひとりの誰かの声が混ざっているのに気づくも、
それが誰なのかの心当たりを辿れぬまま。
未だ半眼の右側で、同居人の顔をぼんやりと見つめる。]
「良かった、よかっ、た、…………ッ、」
C＃m：宵月 ヴィブラト
「何なんすかあなた！！ なんで全く何あんな遺言みたいなメッセ送りやがったんすかヴィブラトさん！！ 万が一じゃなくマジで死んでんじゃないかって
「ごめんなさいベネくん、わたしも焦ってたんです、
パパがいたと思ってたら玄関先で倒れて……。
救急車はまずいかもって思ったから」
「わかってます、もうわかってますからカレンさん！」
[相変わらず四肢を動かすことも叶わないまま、
ヴィブラトは茫然と、何処かへと視線を向けた
ベネディクトの横顔を見遣り、漸く口を開く。]
……何が、どう、なってる？
「説明しましょうこのバカ貴公子！！！！」
「バカっていうのはやめてベネくん、
君とパパのことはともかく、
わたしのことは、パパにも黙ってたから」
C＃m：宵月 ヴィブラト
[「もうひとりの誰か」からの補足も交えながらも
ベネディクトが行った説明を端的に纏めると、こうなる。
その「知らない女」、カレン・クレセンツは、
出張でちょうどこの街を訪れていた際に
偶然、亡父によく似た男の姿を見つけ、
「まさか」と考えて思わず後をつけて――
宵月小堂の裏戸を開けた途端に倒れ込んだのを見て、
（家宅侵入にならないかと気掛かりになりながらも）
店内に運び込む形でヴィブラトを介抱した、とのこと。
……その「まさか」というのが、己の「亡父」である
ブレンダンが実は生きているのでは、ということ。
ジェニーと異なり、父の遺体を直接見ていないが故に
その「天国のパパ」と手紙の遣り取りを重ねるうちに、
もしかしたら、という思いが募ったのだという。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
「ネット上の『吸血鬼信奉会』なんて、
ゴス愛好家やホラー映画マニアのファン活動か
ジョークの一種かって思ってたけれど……」
[カレンなりに父の身に起きたことを調べる中で、
「吸血鬼」も含めた不可解な事象の存在にも触れ。
それこそ、父が埋葬された墓地での
都市伝説的な怪現象の噂も含めて。
非科学的だとは分かりながらも、
可能性のひとつとして「信じたかった」のだと。
こうした背景から、通常なら躊躇わない筈の
救急への緊急通報を行わず、
ダメモトでヴィブラトの所持品を調べてみたところ
携帯端末に画面ロックが掛かっていなかったので
そこから連絡先を辿って……という顛末である。
これはあくまで、現場判断に基づく緊急対応。
基本的に、他者の携帯端末を勝手に盗み見るのは
プライバシー侵害なのでくれぐれも真似しないように！]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[こうしてベネディクトは、カレンから
ヴィブラトの状況を知らされ、
なかなか復旧しない公共交通に歯噛みしながらも
先に運行再開した鉄道の方に飛び乗ったのこと。]
「……そういう訳です、ヴィブラトさん。
『知らない女』とかつい言いましたが、
あなたの娘さんには、僕も感謝してますから」
[そっぽを向いた同居人は、黙々と、
吸血鬼の四肢の拘束を解いていく。
拘束といっても、首から下の身体全体を
カーペットでぐるぐる巻きにした上で
二人がかりで手足を押さえつけていただけ。]
これは、夢じゃ、ないんだな？
夢の続き、とか、じゃ……。
[渇血からの深い眠りの中では、
夢を観た覚えは特に無かったが――]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[――ただ、誰かが「パパ」と呼びかける声だけは、
ぼんやりとした記憶の中に残っていた。]
「夢じゃないよ、パパ。
夢みたいだけれど、夢じゃない。
……だいじょうぶ。パパは『生きてて』、わたしもここにいる」
[未だぼんやりとしたヴィブラトの身を起こしながら、
その呆然とした顔を覗き込むのはカレンのほう。
初めて目の当たりにしたその大人の女性の顔には、
幼かったその少女の面影が、確かに滲んでいた。]
カレン、
C＃m：宵月 ヴィブラト
あの時は、……今までも、ごめんな。
ありがとう、カレン。
[父親の肩に両腕を回せるほどに背の伸びた娘に、
その父親は目を緩やかに閉じて、漸く、笑った。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[――こうして、ひとまずこの騒ぎが落ち着いた頃。
仕事でこの街を訪れていた身であるカレンは
彼女自身の端末の連絡先を伝えた上で、
宵月小堂を後にしていった。
その後、むすっとしながらも常以上に距離の近い、
そんな複雑な素振りのベネディクトから、
郵便受けに溜まっていた複数通の手紙を
つっけんどんに手渡された。突き付けられたともいう。
そこにあったのは、ヴィブラトも知る異邦の絵画を切手の柄とした
見覚えのあるデザインの灰色の封筒と、
何故か、水に濡れたような皺のある手紙。
……手紙は他にもあったかもしれないが、この話はまた後に。]
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
今夜はひとまず起きるところまで で ……
お手紙お返事は明日からゆっくりかきます……！
【独】 ギタリスト モーラ
/*
おおおお！！！ヴィブラトさんが娘と再会できた！！
よかったね、よかったね。
倒れた時はどうなるかと思ったけど嬉しいっ！！
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
おはよーございます！
カレンたゃ…！！！お父さんと再会出来てよかったね…！！！
やっぱ家族は家族だ…！
【独】 E：旋風 カペーシア
/*こっからゆっくりぐりっさん宛のお返事をねーりねーりしていくよ〜！おとすのはだいぶあとになりそ〜だけど昼前までにはねりきりたいねりきり〜
ぐりっさん、主様への愛がヤバエモで主従ずっと仲良く旅しててほしい…幸せになれ…
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
おはようございます！ ぼくもこれから始動しつつ
モーラさん～～～～～！ ゆっくり休むのだいじ！！ モーラ様地上降臨にのんびり正座期待しちゃいます
>>-42>>-44
えへへありがとうございます！
再会までちゃんと書けた今なので言えるんですが、当初の墓落ちネタは「知らない間にヴァンパイアハンターになっていた娘が（相手が父だと知らずに）処刑しに来る」というものでした……。モーラさんカペちゃんの墓落ち経緯がわりと平穏な日常っぽい感じだったのと、墓ログ無しのエピ入りタイミングでやるには不穏過ぎる落ち理由だったので没にしたという。
>>1:-0モーラ様も危うく狩られるところだったと知ってひええとなっていた者です……趣深いの間違いないんですけれどね！！！
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
あとやっぱり今のうちに言いたいので
>>2このちょっと頭に血が上っているグリッサ様大好きです！！！！！
シャーロッタ様への祈りも、ほんとうにもう すごいきゅんが止まらなくてですね……
うっとりしてばかりいないで おへんじのほう かいてきます
【独】 Am：朋義 グリッサ
/*
おはようございます。
昨日は寝落ちしてしまっていました。
直近のヴィブラトさんのロルに、良かったね…となりつつも、先ずは一つ。
>>-30
ご認識の通り、手紙として落とすべきところを独り言に誤爆しておりました。
大変申し訳ございませんでした。
今後はないように努めたいところではございますが、もし誤爆してしまった時には独り言でRPを落とすようにいたします。
村のルールは村建て様のこだわりたい部分を表しているところであり、皆で楽しむためのものですので、守っていけるように気を付けます。
【独】 Am：朋義 グリッサ
/*
ロルについて触れて頂き、どうもありがとうございました。
怒れる従者が軟禁場所に突撃する（ブレーキ付き）ロルをこれからもそもそ書いてきます。
手紙村は三回目の参加なのですが、初回落ちしないのが初めてでして。
もしも初回落ちしていた場合は、王子探しに奔走していたかなと思います。
この男は主と大切な人との再会を見るまでは死ねないかなと。
存在意義が王子を支える為なので。（道半ばに倒れるのも、それはそれでおいｓ…と思ってしまうＰＬはいますが）
王子関連のところでカペーシアさんに引かれないかな…と思っていますが、進路は応援しております。
【独】 庭園の主 プラルトリラ
/*
>>-48グリッサさん
寝落ちおだいじに……！！
そしてやはり誤爆だったんですね。お手紙の投下先については「意図的に間違えてもいいよ！」くらいのルールでしたので、独り言誤爆に関してはどんまいです……！
その際の対処についてだけ、次から気を付けていただければ……で大丈夫です！
E：旋風 カペーシア
ー 荷物の運び出し ー
[…さて、結局のところカペちゃんは、
やっぱり相変わらずなんやかんやで貰ったモノたちを捨てられず、それぞれ物の種類に分けて、物品ごとに新たなボロアパートに運び込むしかないのでありました。
とほほ…と、涙を流しつつ、建物の建て替えが始まる前に、えっちらおっちら荷物を移し替えていき、何度も何度も新居と旧居を行ったり来たりしてぜーはーぜーはーと息が切れた]
あﾞ〜〜〜〜〜〜…！！！
こんなにアタシに背負わせるなんて、
人間共のばかばかばか〜〜〜！！！！！！
引っ越しするのも大変なんだから〜〜〜！！！
[荷物を一つ一つ運び出すたびに思い出すのは、それらを押し付けてくれやがった過去の友人たち。人間たち。その笑顔と死んでったときの顔。
パパ活のパパや大学のマブダチは、その点死ぬ前にバイバイできちゃうから気楽ったらない。……それでもやっぱ、何かをもらったり預かったりしたまま別れると、なんかやっぱまた会いたくなっちゃう。
えっさほいさ、えっさほいさ！
運び出しには何日もかかった。
大学に通いながら、パパたちに会いながらだからそりゃそうだ。ようやくすべて運び終えた日には、部屋のど真ん中で大の字になって倒れ込んでしまった。モゥマヂムリカペちゃん死ぬ死ぬ詐欺しちゃいそう。死ぬ死ぬマン]
E：旋風 カペーシア
[そんな中、最後の確認のために旧居に訪れれば、
その郵便ボックスに一通の手紙が入ってた。
封筒に貼られた切手は、クリーム色のスプレーバラを写実的に描いたもので、送ってくれた人のセンスを感じる。封筒と便箋のデザイン的に…グリッサさんからだ。]
あ〜〜〜ギリギリセーフぅ…
良かった、このまますれ違っちゃうとこだった！
えーとなになに…？？？
[相変わらず丁寧で格式のある言葉選びの文字で、実に読みやすい。
旧居の鍵を閉めて、ポストには「引っ越しました」と張り紙をして、新たな家に帰りながら手紙を読み進める。旅の経験から提供してくれる情報はとても有益なものだったし、彼と、彼のご主人様の話をよむと…なんだか胸がキュンキュンしちゃう気がした。
相手が生まれ変わってるのを信じて旅ができるなんて、こんなに一途な愛そうそう無い。…更に、そのたびに付き従う決意をしたグリッサさん自身のケツイと忠誠心も]
E：旋風 カペーシア
…あたしの心、かあ。
あたしの心に寄り添ってない…
ううん。わかんない、そんなのわかんないや…。
[そして、カペーシアが心に抱えている『気持ち悪さ』についても、彼は寄り添って考えて伝えてくれた。
自分自身では、「人間はみんな愚か！！！」だと思ってた。けど離れるとなると今度は何故か嫌な気持ちになる。そのスレ違いの原因は自分の心の中にある…
…まだ、わかんない。わかんないから手紙にのせて、この気持ちを整理してみることにした]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[寝起きの吸血鬼は、何日前に届いたかも知れない
幾通かの手紙を書斎に持ち込み、封を開けていく。
休眠前に書斎で手紙を書いていた際に
引き留めていた使い魔の鴉の姿も、
この時にはもう、書斎の内には見られない。
バッドコンディションで走り書きした結果
打消し線での訂正を大量に残した上に
最後の方になるにつれて筆致に不穏さが増していく
やや失礼な、或いはホラーめいた手紙の行方についても、
この時点のヴィブラトにはわからないこと！]
C＃m：宵月 ヴィブラト
（……結局、今は何日だ？
高速鉄道の復旧には数日掛かったって言うが……）
[携帯端末を見ればすぐに解ることも未確認のまま、
「前回から間を置かないまま」だというその手紙を、
体感上は確かに連日で届いてきたかのような心地で
ゆっくりと読み進めていく。
他愛ない日常のような遣り取りに記されていたのは、
「サプライズ」という細やかで温かな非日常。
くすりと笑みが零れてしまったのは、
誰かさんの手紙の中で触れられていた
「サンタクロース」のこともふっと思い出されたから。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[この手紙の時点での滞在地に加えて記されていたのは、
「苦しさ」ではなく、「希望」として綴られた
主の運命の相手との再会の旅路。
その「可能性」の語がすとんと胸に落ちたのは、
この時のヴィブラトも既に「再会」の片方を
思わぬ形とはいえ叶えられたからだったのだろう。
王子だけでなくグリッサにも向けた「僭越」なお節介にも
「是非」の答えが返ってきたことに右眼を細める。
独りで気張る必要なんてないこと、
困った時はお互い様であること。
“
もう「僭越ながら」の語を口にする心算はなかったが。
その右眼は、続けて綴られた問いを前に、
ほんの少しの間、思案から横に逸れていた。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[さて、ヴィブラトがベネディクトの店で働き始めたのは、
特に元々骨董商の経験があったから、という訳では無い。
この吸血鬼は、最初に保護されたセーフハウスを出て以降、
“同胞” のツテも含めて何度か “パートナー” を得ていた。
……が、その度にどこかでその相手と不和が生じ、
別れ話になって契約解消、という事態が続いていた。
この吸血鬼が未だに妻と娘を想い続けていたのが
凡その不和の原因にある。
つまり、単なる吸血と供血の契約のみならず、
愛人めいた関係を求められがちだったということだ。
そんな出会い別れを続けながらこの街に流れ着いた際、
ある “同胞” から伝えられたのが、
宵月小堂の店主になったという古美術商のことだった。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
《あの子は店を継いだばかりで、経営に不安があるんだって。
鑑識眼自体は大したものらしいんだけれどね》
《ベネディクトのやつ、人間嫌いをこじらせた挙句に
先代の頃のスタッフたちに見放されたらしいぜ。
それでも従業員は欲しいみたいだから……
今なら『猫の手鬼の手狐の手でも』って
アルバイトに即採用してもらえるんじゃないか？》
《ネットの信奉者コミュでも見かけたんだけど、
なんか、箱推し？って感じの信者みたいでさ。
まだ他の
これなら “パートナー” として利用できると思うけど》
[「箱推し」という語の意味はよく解っていなかったのだが、
ともあれこうした評に触れたことで、 “つなぎ” 程度の
関係になることも覚悟の上で、宵月小堂の門を叩いていた。
展示されている化粧鏡の前にそれとなく立つ、
などの（普段なら避けたい）行動を取りながら。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[とはいえ、古美術やアンティークの分野に関して
全くの門外漢という訳でもなかったこの吸血鬼である。
その所以は、ブレンダン・クレセンツとして
企業勤めをしていた頃に遡るのだが――閑話休題。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[問いに対しての答えをひとつ思い描いたところで、
再び視線を戻した手紙の、その追伸を見て……。]
………、
そう、なのか。俺は。
[そもそもの “同胞” としての括りは別として、
あの王子と同じ類の「尊い」に自分も含まれるらしい。
それも、その王子の従者たるグリッサから見て――
そう思った時にヴィブラトは思わず声をあげ、
軽く頭を抱えながら、微かな嘆息を零した。
ヴィブラト自身、実は自覚が無いわけではない。
無いわけではないのだ。
無いのだが……誇らしさや照れというよりは
居た堪れなさのほうが、ここでは勝っていた。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
「――照れなくていいのよ、ブレンダン。お世辞じゃないの。
あなたは本当に、写真映えする人なんだから」
C＃m：宵月 ヴィブラト
（まあ、別にグリッサ様も
王子殿下より俺がいい、なんて
考えてる訳じゃないだろうし、いいか）
[気を取り直してから、返事に取り掛かろうとして……。
最後にグリッサに送った手紙に記した覚えのある
己の休眠と店の休業についての話題が、
この手紙に記されていないことに思い当る。]
（「間を置かないまま」なら、行き違いか。
或いは届いていない、か）
[また誤配が発生した……とは努めて考えないことにした。
届いている手紙全てをまだ確認していないこともあり、
この時は一先ず返信を置いて、次の手紙の確認に移った。]
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
ぼくも一旦ここまで、にしつつ
＞グリッサさん
>>30 3dに出したお手紙のお返事が来てるかも……というPC思考からこのように動いていますが、PLとしては特に3dお手紙へのお返事がなくても返信に取り掛かれるので、特にこちらについては気にせずに動いていただけたら幸いです！
C＃m：宵月 ヴィブラト
[続いて手に取ったのは、盛大な水濡れの跡が目立つ手紙。
消しゴムを掛けた跡もぱっと見て分かる程の有様に、
ヴィブラトは当初、軽く眉を顰めていた。
何日か前にこの男がどんな有様の手紙を、眷属の鴉に
押し付け……もとい託したか問うてはいけない。]
（誰かと思えば、カペーシアさんか。
……水彩でもやっている机で書いていたのか？）
[以前の手紙にも消し残しがあったことを思い出しながら、
その時にすら見られなかった水痕の正体を
自然とこう考えながら、読み進めていく。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
（……全く、君の言う通りだったな）
[「励みになる」というその言葉に、ヴィブラトは
参ったとばかりに眉を下げて表情を崩した。
何せ、当の「カレンちゃん」との再会を経た今、
カペーシアが一度消しゴムで消した言葉が
正しかったことを、もう知っているのだから。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[「大したこと」してないと重ねながらの言葉は、
口調こそ小悪魔めいた茶化しぶりだったが……。
「堅苦しいオッサン」の素朴な推察を一蹴するような
ギャルズ・トルネードに思わず苦笑が漏れた。
単純明快に綴られた答えの裏に、
それ相応の時代の重さがあることも思いながら。
そんな茶化しぶりも、妻の話題になれば一度凪いで。
真っすぐに綴られたその言葉、考え、
ジェニーとは異なる形での「残された側」の思い。
はっと息を呑む話も、そこには綴られていた。]
（本当に、俺たちの経験していない戦争の光景を、
この子は、知っているんだな）
………………………。
[手触りと伝聞と、視野の感覚で解ってはいたものの
鏡や映像越しにはまっとうに確かめられなくなった、
己の顔の左側のことも、ここで意識しながら。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[それでも「元通り」の自分でなくても、と思えたこの「亡霊」は、
幾分か軽い心で、さらにその手紙を読み進める。
再び茶化したふうに……というより、単純に
“ギャル” らしい語調と顔文字（だと流石に知っていた）で
綴られた締めくくりに、苦笑ではない笑みが零れた。]
（思えば、よく心配されたものだったな。
「若い子から貰い過ぎよ」、なんて――）
[……と、ここで重大な疑問が脳裏を過る。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
（「こっち」でよく取れる茶葉って何だ？）
[改めて、開封済みの封筒の方を手に取る。
差出人の住所は？ 切手の竜巻模様が示す地域は？]
……………アレでいいのか……？
[「実際に届いてから飲み方を調べればいいのでは？」
という考えがすっ飛んだまま、
予習のために見当をつけようとするこの男であった。
具体的な茶葉名をカペーシアに直接聞けば
いいのではないかって？
それは少々恥ずかしいというものがあったのだ。
そこまで長く居住していないとはいえ、
多様な茶に恵まれた地の住民として。大人としても。
と、実際に「うまくいく」前から既にこう悩む程度には、
夫であり父親としてのヴィブラトは、
ちゃんと「うまくやる」心算でいる、ということだ。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[……というわけで、この手紙の返信もすぐには綴れず、
気を取り直す形で新たな手紙を確認する。
その手紙は、かつてこの店のバックヤードに駆け込んだ
“同胞” ……ではなく、人間からのもの。
そこには当時、寒さをしのぐ屋根と温かな食事を
提供して貰えたことへの感謝と、
今は書店での仕事に就いているという近況、
それに加えて、「元編集者」としての
ヴィブラトへの相談事が記されていた。]
（誰から聞いたんだ？ 大将か？
いや、そういえば、自分で言った気もしたな……）
[一体いつの期間にどの出版社に勤めていたか、は兎も角として
「昔編集の仕事に就いていた」こと自体は、
人間相手に対しても隠し通していた訳では無い。
ともあれ、こうして一通りの手紙を確認してから、
ヴィブラトは順にその返信へと取り掛かっていく。]
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
ひととおりお手紙2通読んだところまで、でお返事まで書けていないのですが
ちょっと体調が怪しい感じなので、今夜は大人しく早めに寝て明日に回します、ね……！
Am：朋義 グリッサ
―深夜―
「あぁ、レイニール様……。」
[豪奢な家具の揃った部屋の中で、ダミアーノ・ビオンティは崇拝する吸血鬼の前で跪き、恍惚とした表情を浮かべていた。
崇拝対象である佳人は豪奢な椅子に腰かけて困ったように笑っているが、その様子は目に入っていないようだった。
美しい吸血鬼をこの屋敷に囲いたい、という彼の願望は数十年の時を経てようやく叶えられた。
まだ以前の旅暮らしが恋しいようだが、いずれ、この生活に慣れてくれる筈だ。
整った美貌に、尊い血筋。
愛する人を探して数百年もの間、旅を続けていたというその愛の深さ。
彼は男の理想だった。
──彼の願いは、男が叶えてみせよう。
従者でありながら主の傍を離れていた吸血鬼などでなく。]
Am：朋義 グリッサ
[軟禁した当日はダミアーノが自ら血液を供したのだが、今でも牙が肌に沈み込んだ時のその高揚感は忘れられない。
本当であれば毎回血液を供したいものだが、美しい吸血鬼は男の健康を心配してくれた。
以降は男の使用人達が毎夜、新鮮な生き血を提供している。
幼い日に吸血鬼に憧れを抱いたダミアーノは、父の事業を受け継いだ後、資産を増やす事に終始した。
主たる吸血鬼に何不自由ない生活を保障しなければいけなかった。
別荘の準備が整った後、人間の踏み入れる事の許されている場所で何人もの吸血鬼を口説いたが、彼らは皆、首を縦に振ってくれなかった。
尊き存在からの拒絶はいたくダミアーノの心を傷つけたが、この美しい人と出会う為のものであったなら、十分過ぎて余りある。
彼らは王子と比べれば、月と鼈だ。]
Am：朋義 グリッサ
「どうかこの地に留まって下さい。
私が貴方に誠心誠意お仕えします。」
「申し訳ないけれど、グリッサが心配しているからね。」
[王子の言葉に、ダミアーノは青筋を立てた。
数百年もの間、彼を独占していたなど忌々しい。
男の声は熱を帯びていく。]
「旅の合間に路銀稼ぎに奔走しなければならないそうではありませんか。
そして今尚、あなたを見つけられていない。
従者として何とも不甲斐ない！
私であれば、何不自由ない生活を保障いたします。
貴方の運命の方も探し出してみせましょう。
此処で待って下さればいいのです。」
Am：朋義 グリッサ
「けれど、私は自分で迎えに行きたいんだよ。」
「何と、外界は危ないものなのです。
貴方を傷つける輩が現れるかもしれません。
この屋敷であれば、警備も整っております。
ですから、どうか私を貴方の同族にして下さい。
そうして終身、お世話を──ッ」
[言い募る声は途中で途切れた。
横合いから蹴りが飛んできたからだ。
毛足の長い絨毯に幾らかの衝撃は吸収されたが、暴力に慣れていない男は呆然として蹴りの飛んできた方向を見つめた。]
Am：朋義 グリッサ
[革靴が彼の許に近づいてくる。
痛む横腹を抑えながら、男は震えた。]
「ひぃ……ッ。」
[襟首を掴まれ、ふくよかな肉体が宙に浮く。
ダミアンはぎらつく一対の黄昏色に竦み上った。
それは、先程こき下ろした従者本人だ。]
愚か者が。
主の願いを蔑ろにして己の欲望を押し付ける従者があるか。
[低い声で紡がれた従者の声は、怒りを孕んでいる。]
Am：朋義 グリッサ
[小高い丘に建った豪邸はホームセキュリティサービスと契約しており、警備員も雇っていた。
それなのに何故、異変を感知しなかったのか。
──それは、サービスを提供している会社とコミュニティの間で交流があった為ではあるのだが、その時の彼には知る由もなかった。
ダミアンは、助けを求めるように佳人を見る。]
「グリッサ、それ以上は駄目だよ。
騒ぎになってしまう。」
[けれど佳人はダミアンを見ていなかった。
彼は従者に微笑みかける。]
Am：朋義 グリッサ
「迎えに来てくれてありがとう。」
遅くなり申し訳ございません、レイニール様。
[主に声を掛けられた従者は、無造作にダミアンを解放した。
そのまま胸に手を当てて詫びる従者に、主は鷹揚に応じる。
主従の絆を見せつけられてまだ立ち上がれないでいるダミアンに、従者の双眸が向いた。]
みすみすお前如きに王子を軟禁されてしまった事は俺の非だが。
従者は主の望みを叶える為に在る者。
この方は自らの足で最愛の方を迎えに行きたいのだ。
それを叶えず、軟禁するような輩に任せられる筈あるか。
[男は軽蔑の表情を浮かべて鼻を鳴らした。]
Am：朋義 グリッサ
[従者は主の持っていた荷物を回収すると、お目付け役の吸血鬼がやって来た。
主を連れて部屋を出ていこうとした頃、ダミアンは我に返って佳人に声を掛ける。]
「れ、レイニール様…！」
お前如きが王子の名を呼ぶな。
犯した罪の大きさを考えれば、今も首が繋がっているのを感謝するんだな。
[被せるように従者が凄む。
彼を罪に問うた場合、被害者である王子の身柄を詮索される事は望ましくない。
けれど私刑に処した場合も人間の法に触れる為、問題がある。
折衷案として、お目付け役の吸血鬼達から示談金の支払いと吸血鬼への接触禁止を言い渡されたのだった。]
【独】 Am：朋義 グリッサ
/*
遅くなりまして…。
ようやく手紙を読めるかと思います。
ヴィブラトさんはお大事に。
>>-50プラルトリラ
暑さもあってか、週末はバテてしまっておりまして…。
どんまいありがとうございました。
ないのが一番ですが、気を付けます。
>>-52ヴィブラト
3dのお手紙もお返事したいなと思っております。
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
きゃ〜〜〜！！！グリッサさんかっこい〜〜〜！！！
理想の従者〜〜〜！おうじさま〜〜〜！！！！
退廃的な主従たまんないですねえ…！
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
ヴィブラトさんもはんのうありがと♡
>>35これめっちゃ笑った…笑った…
確かに住所書いてねえからわかんねえなこれえ！
【独】 ギタリスト モーラ
/*
ああーーー主従関係吸血鬼尊いーーーー！！！！
グリッサ様と呼びたくなるかっこよさ！！
レイニール様もちゃんと王子様しててイイっ！！
仰げば尊い……、尊い……。(主従関係から摂れる栄養を摂取してる)
【秘】 E：旋風 カペーシア > Am：朋義 グリッサ
[便箋と封筒は以前使ったものと同じだ。
少し違うのは、前よりも便箋が少しばかり
くしゃりとよれていること。水滴の跡があること。
例えばそれは、便箋を強く押さえつけたような、
涙を拭ったような跡があること。]
【秘】 E：旋風 カペーシア > Am：朋義 グリッサ
グリッサさんへ
お返事&情報、めっちゃありがとうございます！
無事届いてくれたおかげで、グリッサさんが教えてくれた
コミュニティにも連絡が無事に取れそうです。
…けどちょっと治安悪いのが心配:( ;´꒳`;):
そういう事前情報を貰えたのも、まぢありがたうれぴ！です。実際のコミュニティがどんなとこかわかんないんで、まずは窓口を頼りに雰囲気を掴んでから、肌に合いそうなとこなら合流してみようと思います
今ちょうど、私、人間のツテを借りて引っ越しを終えたとこなんですけど、やっぱ荷物が多いし夜逃げみたいで大変で…近くにお仲間がいるならそれに越したことはないと思います。力を借りれるなら借りたいです。
(もちろんグリッサさんの力になれるんならなりたいとも！いいともー！と思ってます♡)
【秘】 E：旋風 カペーシア > Am：朋義 グリッサ
アタシは旅らしい旅はしたことありません。土地を離れるときは大抵、長いこと居着いちゃったせいで年齢ごまかせなくなってきて、近くの街に夜逃げみたいなことが多いし。だから故郷らしい故郷もないけど、旅らしい旅もしたことない。私の世間はまだまだ狭い世界しか知らないです。
だから、グリッサさんと主様の旅の話、すっごい素敵だとおもいました！『生まれ変わった大切な人を探しに行く』…なんて、ロマンチックにもほどがあるし、それを信じて旅をするグリッサさんの主さまへの思いとか、主様からのグリッサさんや大切な人への思いとか、伝わってきます。
そうやって、心の芯になるような、信念というか、決意というか、大切なものが、大切な人がいるっての、とっても羨ましいし、素敵なことだと思います。
私も今度、吸血鬼コミュニティを渡り歩いてみちゃったりする旅、してみようかなあ…と、おもっちゃった。色んなところに吸血鬼さんがいるなら、それこそ話を聞かなきゃ損損！ってかんじ！！！
大学を出たら、コミュニティ巡りの旅！！！
ちょっとそのためのお金がんばってためてみようかなって
E：旋風 カペーシア
[…そこまで書いて、いちどくしゃりと手に力が入る。
よれる便箋。震える手。
背後には、たくさんの思い出たちが
ダンボールの中で待っていて
これから旅をするってんなら、
このはた迷惑な預かりものとも別れられて、
せいせいするはずなのに、
頭ではそう思ってんのに、身体は正直だ。
なみだなんか、あふれてくるんだから]
【秘】 E：旋風 カペーシア > Am：朋義 グリッサ
[数滴の水滴の跡を拭ったあとがある。
その後また言葉が続いていく。少し力の入った震えた字]
……あー、さっきの話し、
なしかもしんないです。
コミュニティには頼るかも知んないけど…
アタシ、やっぱり『おいてかれた』この子達を
おいてく気にどうしてもなれないんです。
ただの餌だって思おうと思ってた。
関わりなんてその程度でいいと思ってた。
けど、今、人間たちが親切にしてくれて
私に贈ってくれたものの数々が、私に言うんです
「カペちゃん、だいすきだよ」って
今までプレゼントしてくれていた奴らの顔が
笑顔が浮かんできて、大切な時間をもらった記憶があって…もう会えないやつがほとんどだけど、それでも、彼らが笑顔だったときが鮮明に思い浮かぶ。
人間の愚かなとこは大嫌い。けど…グリッサさんの言うとおりだった。アタシは…『お友達になってくれた人間のことが、好きだった』んだと思います。好きになってそのまま好きなまま、ずっと置いてけぼりだったこの気持ちに、未来を見据えて、やっと向き合えた気がします
【秘】 E：旋風 カペーシア > Am：朋義 グリッサ
…だから、探してみます。
アタシの距離感を。
アタシは『愚かな人間が大嫌い』。
けど『優しい人間は大好き』なんだ。
……だから、色んな人に協力してもらって…吸血鬼コミュニティとかでも話を聞いて……探してみます。アタシが、笑顔で人間といっしょに生きられる方法を。
グリッサさんのようにまっすぐは生きられないと思う。絶対これからも右往左往するし、人間嫌い！！！！とかにもなると思う。
けど…それでも、グリッサさんのように何か生き方の一本芯が作れるように頑張ってみたいと思います。
まずは、コミュニティに連絡してみますね。
またお話させてもらえたら嬉しいです。
カペーシア・ウィールウィンド
E：旋風 カペーシア
よーし、頼んだぞ、私の眷族ちゃ〜ん！
[お手紙が完成したならば、ぎゅっ！と封筒に詰め込んで、ぎゅぎゅっ！とシールを押して(強く押しすぎて若干封筒がへこんでいるが気にしない！)、眷族であるコウモリを呼び出して、空へと羽ばたかせる。妖力をたどればしばらくすればきっと到着するだろうと言う目算。
…少しばかり、恥ずかしい手紙を出してしまったかも。とあとから少しの後悔。こんなに自分のこと赤裸々に話したのは初めてかもしれない。
…そういえば、最後にメールアドレスも書いてあったっけ。
折角だからそっちにいいわけでも書いておくか。と
カペちゃんはスマホさんを開いたのでした]
【秘】 E：旋風 カペーシア > Am：朋義 グリッサ
[指定されたメールアドレスに、
一通のメールが届く。届け人はカペーシア。
件名は「手紙送ったよ(^_-)-☆」であった。]
お手紙お返事ありがとござますヾ( 〃∇〃)ﾂ ｷｬｰｰｰｯ♡
メルアドめっちゃ助かりまっすぐま〜！ʕ•ܫ•ʔ
お返事、手紙で送らせてもらいましたので、
いつ届くかわかんないけど、
届いてくれてたら嬉しいです( *˘ ³˘)♡
ちょっと恥ずかしい内容かもだけど、
ぜひグリッサさんに読んでほしいです。
また連絡します(˵ •̀ ᴗ - ˵)✧
みんなのアイドル カペちゃんより♡
[…このメールはおそらく手紙より先に届くだろう。どのくらい後に封筒が届くかは、また別の話]
E：旋風 カペーシア
…っし、とりあえず、
あした、コミュニティの窓口に
れんらくしてみよっかな〜、
[…狭い部屋に大の字になって眠りにつく。
ああ、今日は。大好きだったあいつらの笑顔の夢が
たくさんみられると、いいのにな]
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
グリッサさんお返事です〜！
照れ隠しも込めてメールも送っちゃいましたってへっ
メール→ゆうびんの順番で届くと思います〜
グリッサさんのおかげで、カペちゃんの進路というか
やりたいことというか、未来についてすごく見通せるようになったから、いろんな経験を積んできたグリッサさんのお手紙めちゃくちゃうれしかったです！ありがとございました〜！わ〜い！
【独】 Am：朋義 グリッサ
/*
カペーシアさんが、夢で大好きな人に会えますように。
お手紙もメールもありがとうございます！
良い方向へ進めそうでなによりです。
吸血鬼も主従も大好物でして。
今回は大好物が集まった設定でしたので、楽しかったです。
普段は色々小煩いものの、何だかんだで王子に手綱をしっかり握られている従者…。
【独】 Am：朋義 グリッサ
/*
PLとしては、王子との縁故は全然問題なかったですね。
こちらも足踏みしてしまって。
先輩吸血鬼さんもお元気でありますように。
ギタリスト モーラ
[飛行機が無事に地上に降り立った頃、辺りは夜だった。
メンバー達と泊まる宿に向かう途中、
あらためて端末でメールを送る。
相変わらず王子様に過保護だなぁと笑いつつ。
その二人がド派手な事件に巻き込まれたのも知る由もなく。
空を見上げて何やら騒いでるメンバーを置いて返事に集中する]
【秘】 ギタリスト モーラ > Am：朋義 グリッサ
[筆文字フォントで端末にメールが届く]
グリッサへ
へへっ！俺に粋が似合うたぁ分かってるじゃねぇか！
俺も今、旅の真っ最中だぜ。
粋な土産話、期待しててくれよ？
お前の過保護さも子供の頃からの筋金入りか！
むしろ清々しいくらい天晴れだな！
時代が時代ならお前たちの旅を歌舞伎の演目にしたいくらいだぜ。
俺？俺はー、やっぱ自由なのが性に合ってるな。
ずっと傍で仕えられると肩が凝りそうでいけねぇや。
それよりはお前の忠心ぶりを見てたほうが気持ちがいいや！
王子様が運命の人に会えるよう応援してるぜ！
【秘】 ギタリスト モーラ > Am：朋義 グリッサ
おお！！ライブに王子様も来てくれるのか！！
こいつぁすげぇ！！
むしろVIP席とか用意してやろうかって思ったのに、お前は律儀だな。俺たちのバンドのことも考えてくれてありがとな。
なら、チケット買ってくれるの楽しみにしてるぜ！
ライブの日時は〇〇日の夜▲▲時から、XX市でやる予定だぜ。
他にも～～市でもやる予定だから近くに来たら寄ってくれよ！
運命の相手も見つかるといいな！！
PS.おうよ！東の国のテイストがウケてるみたいでな。
今後は和の国魂を前面に押し出していこうと思うぜ。
人間の技術の進歩はすげーよな。
今じゃ流行の移り変わりもめちゃくちゃ早い。
俺はこの現代の粋を取り入れようと同胞から「ギャル文字」ってやつを勉強中なのさ。
今後も進化していく網羅様をお楽しみあれってな！
網羅より
ギタリスト モーラ
[メールを送信し、端末から顔を上げると──……]
ガハッ……！？
[上空から二匹の眷属が飛んできて顔面に体当たり！
一匹はコウモリで、もう一匹は俺の使い魔の鴉。
さっきメンバーが騒いでた原因はこれらしい]
「ヒュー！なんですかその眷属っぽいアニマルズ！
さっきからモーラさんの周り飛び回ってましたよ」
「アレですか、アレ！？同胞との通信手段とか！？
かっけえーー！！」
[わいわいと好き勝手盛り上がるメンバーたちを宥めつつ。
俺は眷属たちから手紙を受け取り空に返してやった]
ギタリスト モーラ
[受け取った手紙は二通。
ひとまずメンバーのいない所でゆっくり読むか、と。
手紙を手に予約していた宿に向かい各自個室で休む。
血の気有り余るマルカトが「枕投げしましょー！」
と叫ぶのをちょっと黙ってろと血の気を抜いて（吸血）やり、ぐっすり眠った所で二通の手紙を書いて返事を書きはじめる]
ギタリスト モーラ
[まずコウモリから受け取った手紙を開く。
そこにはギャル全開にド派手な文字が並んでいた。
所々、分からない単語やら絵もある、が……]
考えるな、感じろ……俺の魂の声を！！
粋も可愛いも全て読みこなしてやるぜ！！
[ぐっと闘志を燃やしてギャル文字と格闘する。
今ここに始まる歌舞伎バトル！！
俺は携帯用の筆と墨で粋に文字を書いていく]
【秘】 ギタリスト モーラ > E：旋風 カペーシア
[灰色の花びら染めの和紙に豪快な筆文字！
眷属の鴉と共にやって来たぜ粋なお手紙！！]
マブダチのカペっ子へ
お前のラブ、最高にBIGだったぜ！！
久しぶりに手紙を書く筆に力が入ったぜ。
俺のロックで粋な手紙を受け取りやがれー！
東の国じゃ吸血鬼より他の妖怪が多いんだよな。
狸とか狐とか、あいつら化けて出るんだぜ。
しかも人間もそいつらを神として奉ってたりしてよー。
ある意味、吸血鬼は東の国じゃ新入りって感じだな。
そんな中で俺の一通の手紙がカペっ子に届いたわけよ！
俺の歌が海を越えてカペっ子と繋がる！！
いいじゃねぇか！夢を感じちまうな！
東の国の人間が妖怪に慣れてるせいか吸血鬼も他の国より受け入れられやすいんだよな。
お陰で自由にやらせてもらって花丸満点の富士山登頂ってヤツだ！
【秘】 ギタリスト モーラ > E：旋風 カペーシア
うおおお！！マジか、カペっ子長生きじゃねぇか！！
しかも１８歳で戦争ばっかたぁ不運だなぁ。
でも、逆に永遠の１８歳ってワケか……粋だな！
ははっ！街歩きに大学潜入か、おもしろそうだな。
おうおう！人間の戦争なんかくだらねぇぜ！
それよりカペっ子のやりたいように生きるのが粋だ！
自分の為の人生なんだ、好きに生きなきゃな。
『パパ』に『お友達』の人間かぁ。
俺も付き合いのある人間はバンドメンバーがいるな。
人間はすぐ死んじまうけどその一瞬ごとに、あいつら楽しそうに生きてる。
そう思ったら俺はいつか来る別れより「今」人間と楽しくやってる時間を胸にしまおうって思うんだ。
カペっ子も楽しくやってるのは花丸だが。
バレねぇように気を付けるんだぞ。ヒヤヒヤ冷や奴だ。
（俺はあえてバラしてるから参考にならねぇけど）
【秘】 ギタリスト モーラ > E：旋風 カペーシア
その字の書き方、俺とは違う粋を感じていいな。
どれ、ちょっくら真似してみるか……。
[豪快な筆文字がちょっとギャル文字を真似た字を書く。
が、上手く書けないようで最後に開き直ったのか]
テヘペロ☆
[ドォーンと豪快に書かれている]
ギャル文字も流行りも奥が深いなぁ……。
猫ミーム？えっほえっほフクロウ？
俺はエリマキトカゲが走ってる姿なら知ってるけど。
あれもかなり昔なんだな、人間……早いぜ。
俺もカペっ子と一緒にこの粋なトレンドを追いかけるか！
追いつくぜ、その速度に……！！
【秘】 ギタリスト モーラ > E：旋風 カペーシア
カペっ子と話すと真新しい話が聞けて楽しいぜ！
また粋でパンチのきいたギャルトークしていこうな。
そして可愛いで世界を救うぜ……！！
じゃあ可愛いモンとか見つけたらカペっ子に話すな。
俺も久しぶりにド派手なダチを見つけて嬉しいもんだ。
これからも仲良くしていこうな、カペっ子！
PS.そーいや今海外遠征の途中で旅行中なんだ。
正式にライブを〇〇日の夜▲▲時にXX市と～～市でやる予定なんだがもし近くだったらライブハウスに来てくれよな！！
最高に粋なロックを聞かせてやるぜ！！
和の国の粋なロックの申し子モーラ様より。
ギタリスト モーラ
[手紙を書くと眷属の鴉を呼んで手紙を預ける。
そのまま夜空に羽ばたく鴉を見送っていた。
あと残るは一通。
少し疲れ気味な眷属の鴉を休ませつつ手紙を読んでいく]
Am：朋義 グリッサ
―夜明け前―
[二台の車がセーフハウスに到着し、男は王子を部屋に送り届けた。
疲弊は見えなかったが、男の淹れたカモミールティーを飲んだ後は、彼は早々に休みたいと言った。
丁重には扱われていたようだが、数日間、部屋に閉じ込められていたのだからストレスはかかっていただろう。
休む準備を手伝うと、男も暫く留守にしていた部屋に戻る。
ベッドに腰かけると目元を両手で覆った。
主を無事に迎える事が出来て、深い安堵が包んでいた。
ついかっとなって暴力を振るってしまったが、後悔はない。
正直、あれだけではとても足りないとも思っている。
けれど一方で世話になったコミュニティが不利益を被るのは本意ではない。
そういった点では、示談に収まって良かったと言えよう。
痛みは吸血鬼を不当に軟禁したらどうなるかについての勉強代として、崇拝対象に旅費を貢いだとでも思って貰えると良いのだが。]
Am：朋義 グリッサ
……シャーロッタ様、ありがとうございました。
[主の“最愛”に感謝を告げて、深く深く息を吐き出した。
帰りの車中で聞いた話だが、主は話が聞きたいのだと頼み込まれて別荘までついて行ったらしい。
携帯端末は別荘に着いた際に取り上げられ、何かおかしいとは思ったようだが、彼の性質から疑う事はしなかった。
男に通話した時は使用人に催眠をかけて携帯端末を取ってこさせたようだ。
その後、電話したのが気付かれないように携帯端末は戻させた、と。
三日かかってしまったのは出来る限り穏便に済ませたかったのと、一人で帰ろうとすれば更なる迷子になりかねないので気の緩む時機を待っていたらしい。
少し落ち着いてきたので手を離し、部屋の中を見渡すと、テーブルの上には手紙が置いてあった。
男は椅子に腰かけてから、それに視線を落とす。
封筒は前回と同じだったが、貼られた切手が少し傾いており、ブロック体の筆跡もややたどたどしくなっている。
首を捻りながら、鋏で封筒を切った。]
Am：朋義 グリッサ
[それは、男の誤送に対しての謝罪の手紙への返事。
誤配については気にしないで欲しいとの言葉に安堵する。
人間の時間は短い。
ベネディクトが元気なうちに何度、宵月小堂に足を運べるだろうか。
丁寧な言葉が綴られているが、どうしても筆致が気にかかってしまう。
しかも段々と悪化しているような気がした。
彼の身に何が起きたかは、すぐに知れた。
渇血による休眠が迫っているとの言葉に目を瞠る。
彼は店主から血液を得ていた筈だが、出張が長引いているらしい。
現在地的に直近では訪れる予定はなさそうだが、店主が帰ってくれば営業が再開するとの事なのでサイトを確認しておくとしよう。]
Am：朋義 グリッサ
あー……。
[手紙の最後に妻を紹介出来れば良かった……と書かれているのを見て男は頭を抱えた。
彼は吸血鬼となったが、まだ人間の寿命を越えてはいない。
けれど血液の供給元として家族が選択肢に入っていないのは、つまりそういう事なのだろう。
吸血鬼も吸血を行う際にはそれなりのリスクを伴うのだから、可能なら信を置ける相手であった方がよいのだ。
気にしないで欲しい、と伝えた方が良いのだろうと思いながら手紙を畳んだ。]
Am：朋義 グリッサ
[携帯端末の方を見てみれば、モーラとカペーシアからメールが届いていた。
モーラの方は少し日にちが空いてしまっているようだ。
王子の事で頭がいっぱいだったので、返信する事が出来なかった。
ちなみに王子はメールより電話派だ。
短いメッセージやスタンプを押すくらいなら出来るが、彼の下書きボックスには送った心算になっていた未送信メールが幾つも溜まっている。
電話と電源を入れてくれる事さえ覚えてくれていたなら男はそれでいいが。
メールが届くという事は、どうやら無事にカペーシアの元に手紙は届いたらしい。
男は安堵の息をついた。
新しい順にメールを確認していく。
カペーシアのメールの件名や本文に見られるのは、顔文字と呼ばれるものだろうか。]
まっすぐま……。
[一つだけ形の違う顔文字を選択し、Web検索をかけてみれば、熊の顔文字らしい。
成程、分かったような、分からないような。
それもギャルの言葉遊びなのだろう、と判断する。]
Am：朋義 グリッサ
[そうしてモーラの方は旅の真っ最中との事だった。
旅行は何日の予定なのだろうか。
もしかしたら終盤に入っているかもしれない。]
ギャル文字？
[どうやら彼は現代の粋を取り入れる為、ギャルの同胞に学んでいるらしい。
自分の手紙を交わしている相手がそうとは知らず、奇遇だななどと思っていた。
男が新しいものを取り入れる動機はあくまで実用面を重視し、彼の場合は粋だから。
そういうところは、出会ってから数百年経っても変わらないように思う。
ライブのスケジュールは、リマインド代わりにスケジュール帳アプリに登録しておいた。
チケット購入の開始時期も後に調べておいた方が良いだろう。]
Am：朋義 グリッサ
[その流れで携帯端末を操作し、イヤホンを繋ぐ。
そうしてモーラのバンドの楽曲をBGMにして、手紙とメールに返信をし始める。
ここ数日の手紙のやり取りで便箋を使い切ってしまったので、新しく買っておいたものだ。
直後、主の行方不明事件が起きてしまったのでばたばたとしてしまったのだが。]
【秘】 Am：朋義 グリッサ > C＃m：宵月 ヴィブラト
[封筒と便箋は、デザインは似ているが少し青みがかった灰色のもの。
便箋には蒼褐色の罫線が横に走っている。
封筒に貼られた切手は、山水を描いた水墨画をモチーフとしたものだ。
濡羽色で綴られる言葉は従者然としたもので、筆跡は普段よりも抑えた調子になるように務めた。]
【秘】 Am：朋義 グリッサ > C＃m：宵月 ヴィブラト
ヴィブラト様
これを読む頃には、体調は回復されている頃でしょうか。
こちらを気遣って無理を押して書いて下さった事かと思います。
まだ本調子でないようであれば、こちらの返事はどうぞお気になさらずに。
手書きの誤配の件、お気遣い痛み入ります。
フォルクハルト宛の手紙も先日送り直す事が出来ましたので、どうぞご安心下さい。
主はその出自からよいものに囲まれていましたが、貴方方の真摯な応対が心地よく感じたのでしょう。
素人目にも丁寧に品物を扱っていらっしゃる事が分かりましたし、先の戦禍に見舞われた地域のものもありましたね。
主共々、懐かしい思いで拝見させて頂きました。
店主にもどうぞよろしくお伝え下さい。
喜び過ぎたらどうなるか、少し気になりましたが、きっと慣れない私達の前ではそうした姿は見られないのでしょうね。
あれで精進中なのでしたら、次に訪れる頃には宵月小堂は更に素晴らしいものとなっているのでしょうね。
お伺いする時が楽しみです。
【秘】 Am：朋義 グリッサ > C＃m：宵月 ヴィブラト
幸いにも俺は渇血による休眠を経験した事がないのですが、喉の渇きは耐えがたいものです。
けれど、永久の眠りまで望んでいないと書かれてあり、安堵しました。
吸血鬼となった後、上手く食事が出来ずに休眠してしまう同胞もいます。
昔と比べれば、食事のしにくい世の中になっておりますし、私は為りたくて為りましたが、偶発的に吸血鬼と為ってしまう者もいますから。
営業再開の見込みについてご連絡頂き、ありがとうございました。
買い付けなどで各地を回られる事もあるのでしょうね。
宵月小堂にお伺いできるのはもう少し後の事になりそうですが、参考にさせて頂きます。
どうか、その点はお気になさらず。
けれど貴方の心に不用意に波紋を落としてしまったのでしたら、大変申し訳ございませんでした。
それでは、来訪時にお元気な姿でお会い出来る事を願って。
グリッサ
【秘】 Am：朋義 グリッサ > ギタリスト モーラ
[シンプルな電子の文字で綴られたメールが届く。]
網羅へ
少しトラブルが起きて少し間が空いてしまったな。
そちらの旅行はどうだろうか。
粋な土産話、期待してる。
そりゃあ、身近にあれだけ麗しい方がいらっしゃったらな。
何だってしたくなるというものだろう。
俺達の旅を歌舞伎の演目にするなら、ハッピーエンドでお願いしたいところだな。
同感だな。
俺も誰かに仕えられたらと想像するだけでも落ち着かない。
俺としては当たり前のことをしているだけなんだがな。
王子の願いを応援してくれてありがとう。
きっと叶うと信じているよ。
願い続けば叶うとも言うだろう。
【秘】 Am：朋義 グリッサ > ギタリスト モーラ
現状、網羅の国に行くよりも可能性は高そうだからな。
この機会を逃す手はないだろう。
ちなみに花束などを送ったりする事は出来るのか？
流石におひねりは無理だろうと思って。
VIP席…王子には良い席で聞いて頂きたいが、チケットが入手出来るよう、努力しよう。
海外に行けるくらいなんだから、苦戦しそうだな。
ライブの日時は先刻、メモをした。
人間が大勢集まるんだから、可能性はある。
人混みの中で王子を見失わない事を祈るばかりだな。
PS.和の国魂か。
きっと華を添えてくれる事だろうな。海外のバンドでは出せない本物だ。
時間の流れるのも早くなったように感じるな。
ギャルの同胞がいるのか。
俺が最近、手紙のやり取りを始めた同胞もギャルらしいんだ。
いつか、勉強の成果を見せてくれよ。
グリッサ
【秘】 Am：朋義 グリッサ > E：旋風 カペーシア
[シンプルな電子の文字で綴られたメールが届く。]
メールをどうもありがとうございます。
若い人はこちらの方が使いやすいだろうかと思いまして。
住所も書かなくて良いですし。
手紙の返事も書いて下さったのですね。
こちらに届くのをお待ちしておきます。
それは心して読ませて頂かないといけませんね。
纏まらない想いも、誰かに伝えようとする事で見えてくる事もあるでしょう。
貴女の心が少しでも軽くなれば、幸いです。
グリッサ
【独】 Am：朋義 グリッサ
/*
ひとまず、ここまで！
モーラさん、頑張れ、頑張れしつつ。
>>-70モーラ
あるあるですね。
男性陣で縁故が繋がってしまうと、カペーシアさんが…と思ったというのもありましたが。
主従組と、旅先で何処かですれ違っているかもしれませんね。
ギタリスト モーラ
[次に読んだ手紙は筆跡がいつも生真面目なものなのに妙にたどたどしかった。
奇妙に思いつつも生真面目な手紙を読み進めていく。
何やら自分の心持ちに人を動かす力があると言われ気恥ずかしくも嬉しく思いながら──……]
ヴィブラト……？
[筆跡は更に乱れていく。
普段なら打消し線などしないような彼が線をそのまま放置して。
家族に会いに行くという言葉に安堵と不安が過りながら、
やはりどんどんと乱れていく筆跡が気になって仕方がない。
おいおいおい、なんか無理してんじゃねーだろうな？
なんとか言えよって手紙じゃ言えねーし。
あああ、とりあえず最後まで読まねーと……！
はらはらと手紙に目を通していく]
ギタリスト モーラ
[ハロウィンに家族に会いに行く。
後悔のないように生きていく。
そう言いながらも筆跡も文字も乱れに乱れて……。
最後の一枚を読む頃には居てもたってもいられず席を立つ。
そうして、眷属に走り書きのメモを一枚託す]
【秘】 ギタリスト モーラ > C＃m：宵月 ヴィブラト
ヴィブラトへ
今からそっちに行く。
死ぬんじゃねぇぞ、生きろ。
モーラ
ギタリスト モーラ
[そのまま、ホテルの窓から眷属の鴉を放ち。
机の上に書置きを残して自らも鴉の姿になり飛び立つ。
目指すのはヴィブラトがいるという”宵月小堂”
旅先で近い場所にあるその場所だ。
ホテルの机の上の書置きには──……
『バンドメンバーたちへ
下見旅行の予定だが、俺は野暮用で数日留守にする。
それまでお前らだけで楽しんできてくれ。
ライブまでには戻る
モーラより』
そう書き残して、鴉の姿となってヴィブラトの元へ向かった]
ギタリスト モーラ
[──結論から言うと、ヴィブラトは無事だった。
渇血で朦朧としていた所を信奉者の店主とヴィブラトの娘に助けられて意識を取り戻したらしい。
（店主には自分の存在は秘密にするはずが、急いで鴉に姿を変えて眷属を引き連れ飛んで来た所を見られてしまい、正体がバレてしまったが──……）
手紙のただならぬ筆跡からヴィブラトの死も覚悟していた為、なりふり構わず店に飛び込んだ結果だった]
お前、お前なぁっ……！！心配させんなよっ……！！
はあああぁ……無事で、無事でよかったあぁ……。
[その場にへたり込みヴィブラトの無事と娘との再会を喜ぶ。
ヴィブラトが生きて娘に会えた、それがとても嬉しかった。
涙を流して自分の事のように喜んだ]
ギタリスト モーラ
── 数日後・ライブ会場 ──
[これはヴィブラトの騒動も落ち着きメンバーと合流した後の話。
初の海外遠征にて行われるライブ！観客の入りも上々！
そんな中、ステージに颯爽とメンバーと共に登場！
最初から全力で和の国の魂を粋を曲に込めて叩きつける！
これには観客の盛り上がりもいつも以上に熱かった。
そうしてこの数日で作り上げた新曲を歌おう。
死んだ男が吸血鬼になって何度も愛を伝える愛の歌を！]
愛は世界を救う！メロい新曲だぜー！
いくぜ！『Vampire Return』！！
[ギターが奏でる音色がメンバー達と合わさり観客と一体化していく。
たとえ死すとも何度でも伝えよう、この愛を──、
ああ、そうだ。
俺はいつだって今を、自由を愛してたんだ]
ギタリスト モーラ
[奔放で自由な魂は愛を知り、また一つ世界を知った。
世界にはまだまだ面白いものがある。
そう思うとこの第二の生をとことん楽しもう！
──そう、心に決める吸血鬼が華麗に見得を切った]
【独】 ギタリスト モーラ
/*
体調面とか、でまとまったロルを書けるのが今夜か明日の夜頃になるかと思ったので、先にモーラの〆と共にヴィブラトのいるお店に突撃しちゃいました。
モーラならあんな手紙を受け取ったら心配してすっ飛んでいくと思ったので、巻き巻きになりましたがドーンと突撃です。
もし問題あったらごめんね、と言いつつ。
眠気と夏バテとでヘロヘロですのでこれにてすやぁ……。
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
おはようございます！
>>-54グリッサさん
一晩よく寝て回復してきました。ご心配おかけしました……！
そして3dのお返事もみました！ ありがとうございます。こちらと合わせてお返事しちゃいますね。
>>-56カペちゃん
いえいえ！
住所周りについては描写を省いているだけかも？とも考えられたのでこちらからは濁す形にしたんですが、やっぱり住所無しで良かったんですね。よしヴィブラト予習頑張ろうな！！！！
>>-84モーラさん
店に直に駆け付けてくれたのを見て アニキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！ と中身が叫んだことをここにおつたえします……ッ
お手紙受け取りともどもありがとうございます。突撃ぜんぜん大丈夫でしたので、こちらもお返ししますね！
【独】 庭園の主 プラルトリラ
/*
そしておばあちゃんからの業務連絡です！
エピ期間についてですが、最初にお伝えした通り、まだ管理人様権限での1延長分が残っていますので、もしもう1延長欲しいという方がいらっしゃったら遠慮なくお知らせください。
今回、夏バテだったりリア爆だったりで皆様大分大変かな……と心配になったので（わたしも人のことは言えませんが）、改めてお知らせいたしますね。
（>>-84モーラさんが〆まで動いてくださっているのも把握しています！）
元々この村は「遅くとも7/16までにエピ含めて終了」と告知していたので、7/15まで延長する分には大丈夫かなとは思っているのですが
管理人様に延長対応をお願いする形になるので、再延長はあくまで希望者さんがいらっしゃれば……で考えています。
どの方も特に延長無くても大丈夫～という場合は、このまま7/14の21:00にエピ終了になります。
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
ちなみにぼくは延長なしでもなんとか〆れるように頑張ります。俺、この戦いが終わったら年上の娘にクリスマスプレゼントを買いに行くんだ……
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
おはよ〜ございます〜
モーラたやは〆おつかれさまでした！
ライブ行きたい〜！
カペちゃんもそろそろ〆方面に行きたいけど何も思いついてない…！こみゅいったりこねこねするぜ…！
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
あ、一応私も今日の夜には〆落とす予定です〜
なので、えんちょうのほうはだいじょぶそ
ねりねりねりきり〜ろるねりきり〜
E：旋風 カペーシア
[…夢を見た。
かつての友人と、遊ぶ夢。
普通に喋って、
ボールを投げあったり、お菓子を分け合ったり。
そうやって笑いあった。
全部夢の話。
全部現実ではない話。
けれど、カペちゃんが望んでいた物語。
…ああ、皆の笑顔が焼けてしまうその前に
消えてしまうその前に、
彼らに手を伸ばして、そして]
E：旋風 カペーシア
[目を覚ましたのは、次の日の昼過ぎだった。
ここ数日の疲労感もさることながら、
普段使わない脳みそを使って疲れた頭のモヤも
目覚めたときにはすっかりスッキリとして、
今感じているのは、どちらかといえば空腹感。
お腹はすいたし、血は足りないし、
大学の方は今日午前中休みだったことを利用して、
『午前中に暇なパパ』に連絡を取って、
さっそく街へレッツラゴー！
おいしいスイーツとチューという名の美味しいブラッドをいただきまして、お腹はおおいに膨れました♡やっぱ持つべきものは気前のいいパパだよね☆と笑うかぺちゃんに、パパも笑顔になってくれてちょ〜ハッピーってかんじ♡]
E：旋風 カペーシア
んふふ〜、パパありがと♪
…え？なに？どうしたのこれ…？
か、カペちゃんにプレゼント…？？？
[そんなこんなで満足していた中、
酩酊状態に近いパパは、
嬉しそうにプレゼント箱をとりだした。
それは少しお高めのネックレス。なかなかいいところのブランドもので、めちゃくちゃ高いわけではないが、それでもこの『パパ』にとっては大きな支出となる買い物だっただろう。
カペちゃんにつけてほしいんだ、と笑う彼に、
下心しかないのはわかってるけど、少なくとも今は
純度100%の好意しかないのはわかっているから
いままでに贈り物をしてくれたみんなの笑顔を
夢に見たみんなの笑顔を思い出して]
E：旋風 カペーシア
……パパ、ありがとう。
ほんとに、ほんっとにうれしい…！！！
パパの優しいところ…！カペちゃん大好き！！！
[…作られた笑顔ではなく、本当の笑顔で答えた。
下心があってもいいじゃない。
コチラだって食欲心がある。
変なこと妄想しててもいいじゃない。
こちとら168歳現役、喰えるもんなら食ってみろ。
上辺だけの優しさ、下心まみれの欲望
それでも今だけはカペちゃんのことを想って、
大事にしてくれてるのがわかるから。
だからカペちゃんは、正直に笑うの。幸せだなって笑うの]
E：旋風 カペーシア
[別の日には、カペちゃんはとある遅めの時間から開く個人経営の喫茶店…すなわち、この近所にある、吸血鬼のコミュニティの窓口へと足を運んでいた>>-13
治安が悪いと警告はされていたがそこはそれ。多少の治安の悪さにカペちゃんの可愛さは負けないのです☆…というのは冗談で、実際の本部の雰囲気を知りたかったから。
店の雰囲気自体は良かった。
けどコミュニティのことを窓口に聞いてみれば、
やはり吸血鬼同士の寄り合い的な意味合いも強く、外部の人間と触れ合う機会は少ないとのことだった。(そもそも、吸血鬼同士でも少々力比べなどをしあっているせいで、若干派閥のようなものもできているとのこと。治安の悪さはカペちゃんちにそっくりかも)
関わって来る人間は餌や信者、飼われているペットも多いため、人間と別れることはないが、今までどおり対等な関係ということもない。]
う〜〜〜〜〜ん
[カペちゃんやっぱ考えます。吸血鬼同士の友達ほしい。けど人間ともあくまで『対等な友達でいたい』だから…最後には、コミュニティの参加自体には首を横に振り、代わりにコミュニティの人たちに自分の存在を話してもらって、まずはカペちゃんに興味のある人にだけ遊びに来てもらうことにした。…このくらいの距離感がちょうどいいと思った]
E：旋風 カペーシア
私は いきたつむじかぜ
一か所にとどまるだなんてそんな
らしくもなんともありはしない！
私は じゆうなつむじかぜ！
いきたいところで いきるのでっす！
E：旋風 カペーシア
[…そうしてるうちに日も流れる。
大学で友達と勉強会してたある日のこと、
その日は『モーラ様推し』の友人が勉強会に参加してた。
この子が知ったらびっくりするだろな〜。
今まさに、私の手元にモーラたやの手紙があることを！>>-71>>-72>>-73>>-74
粋なことが大好きで、豪快ド派手な傾奇者は、
お手紙でだって粋な心を忘れないでいてくれる！]
ね〜ね〜、モーラ様さぁこんど、
〇〇日の夜▲▲時にXX市と～～市でライブやるんだって
『え〜〜〜！！？そ、そうなの！？
どこ情報！？うそ！見落としてた！！！
うちの街のすぐ近くぢゃんそれ！！！！！』
ふふ〜〜〜〜、な、い、し、ょ♡
けどぉ〜〜〜〜、モーラ様のこと前教えてくれたじゃん
だからそのお礼に…じゃじゃーーーーん♡チケット取っておいたから一緒にいこ〜♡
E：旋風 カペーシア
[それを聞いた友達は狂喜乱舞！
いやったあああああ！！！！
図書館で見事なガッツポーズ！！！！
ありがとうございます！！！とテーブルに五体投地するのだけなんとか抑えたのは褒められていいと思う。主に司書さんに。
幸せそうな様子にこちらも笑顔が溢れてしまう。
モーラたやと、友達と、一緒に楽しめる世界がある。
楽しいライブが待っていると思えば、
テスト勉強も何も怖くない！
いつもにましてヤル気に満ちちゃうお年頃
頑張ってテストの赤点通過して…
たどり着いたそのライブ会場で>>64>>65]
E：旋風 カペーシア
きゃ〜〜〜！モーラたや〜〜〜！！！！
マヂイケてる〜〜〜！！！イケイケ〜〜〜！！！！
[彼のイメージカラーのペンライトを振って、舞台の上の彼に手を振る。歓声は止まない、止まらない。隣の友達も興奮を隠しきれないで倒れそうになっていて、あははと無理やり背中を支えて立たせてあげてた。
そして完成の中、モーラたやにだけきこえるように、コウモリのような超音波を利用した、高い高い歓声の声をあなたに届ける]
【秘】 E：旋風 カペーシア > ギタリスト モーラ
NO LOVE♡ NO LIFE♡
ラブがなくしてこの世は始まんない♡
ラブいメイクに♡ メロい可愛さ♡
命は ラブで繋がれてるのです♡
届きましたゾッ！お前のラブが♡
熱いハートのモーラたや！
サイッコーの
ラブアンドピースだよ〜！！！
E：旋風 カペーシア
[…人生まだまだ、168年目！
吸血鬼の未来はまだ終わんない！！！
ライブ会場の熱狂を感じながら、
人間たちがあげる愛と熱意の感情を受け止めながら、
カペちゃんもまた、前に進む。
人間たちと一緒に
人間たちに寄り添うように。
笑顔で、ラブアンドピースで過ごせる未来のために！]
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
カペちゃん〆です〜〜〜！！！！
モーラたやのライブをみて、
人間やっぱ捨てたもんじゃねーじゃん！エンドです！！！
いえ〜い！ぱりぴいえ〜〜〜い！！！
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
ちょっとまだお返事まとめていたところだったのですが、
皆様延長なしで大丈夫なの把握しています。お返事感謝です！>>-89>>-90>>-91
カペちゃんが！ ペンラ！！ 振ってる！！！！
ってはしゃいでないでぼくもがんばりますね……！！
C＃m：宵月 ヴィブラト
[溜まっていた手紙の残りを確かめてみたところ、
グリッサからの手紙はもう一通届いていた。
この日最初に確かめた手紙よりも抑えた筆跡の文面からは、
休眠と休店の報せがちゃんと彼に届いていたことが判る。]
（……、今の俺の在り方も、
見直すべきかもしれないな。だが……）
[ここに書かれていた「昔」とは百年以上も前の時代だろうと、
グリッサたちの経てきた歳月の長さから考えていた。
初めから「食事のしにくい世の中」に、
それも偶発的に生まれてしまった吸血鬼は、
今回の休眠に至った一件を思い、悩ましさに眉を寄せる。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[この身を “呪われた怪物” だと怖れるのであれば、
いっそ目覚めなき休眠を選んでしまったって良かった筈だ。
けれどもこれまでヴィブラトにそれができなかったのは、
『生きて』想い続けたい家族がいたからに相違ない。
そして、言葉を届けたい、繋ぎたい、とも。
それに、何だかんだと言っても、
ヴィブラトは、少なくとも今の生活を
そこまで悪くは思っていなかった。
それはベネディクト・リンという
色々と癖の強い若き古美術商との同居もだったし、
この街で様々なものを抱えて生きる人々や、
文字通り「人でないもの」との関わり合い、
遠く離れた “
C＃m：宵月 ヴィブラト
[……もう二度と元のブレンダンには戻れない、
“怪物” と化した己と折り合いを付けながらの
持続可能な在り方の決断は、この時は先送りして。
グリッサが最後に添えた謝罪の語には
「何か書いたか……？」と一瞬ぽかんとしたのだが、
これについては程なくして心当たりが見つかり、
聊か苦い顔で溜息を長く零したものだった。
悪く思ったのは波紋を投げかけたグリッサではなく、
不調あってとはいえ校正を怠った己に対してだ！
それからヴィブラトはペンを執り、返信を綴り始める。
途中、書斎の引き出しの中の切手のストックから
ある種の絵柄のものを探し出しながら。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[さて、グリッサへの返信を認めるまでの間に
ヴィブラトは
手紙の束には、宅配便の不在配達通知が混ざっており
（豪雨に見舞われた例の都市の古物市場で
ベネディクトが仕入れてきた品の配送便だった。
つまり道路のほうも早期復旧していた、ということだ）
その通知を急いで店主の元に突き返しに行った際に
下に滑り込んでいたそのメモも一緒に持っていってしまったのだ。
このメモの送り主が、文字通り鴉となって
この店へと翼を広げて翔けつけるのは、
そして店主にして重篤な “信奉者” であり、
それ故に「吸血鬼キャラ」の人間に対して
大分斜に構えた態度をキメていたベネディクトが
「モーラ様」の真実を目の当たりにしたことで
天動説から地動説並みの大転換を余儀なくされるのは
ヴィブラトが手紙の返信を一通り書き終えてからのこと。]
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
[以前と同じ種類の封筒と便箋、濃紺のインクを用いて
その手紙は送られる。
今度は切手もきちんと真っ直ぐに貼られており、
緑に覆われた山を背景に、岩場に立つ白馬を描いた
銅版画の絵柄のものが用いられている。
今度の筆跡は、畏まった調子の丁寧なブロック体。
直近の手紙程には乱れた文字にはなっていないが、
幾分かだけ柔らかな線の撥ねがみられる。]
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
グリッサ・エリクソン様
グリッサ様からのお手紙、二通とも嬉しく拝読いたしました。
先のお手紙は前回から間を置かないままとのご連絡とのことでしたが、どうかお気になさらず。
幾らか前に私から差し上げた手紙が無事に届いたとわかり、またフォルクハルト様宛のお手紙も送り返せたとのことで、安心いたしました。
まず、この度は私から休眠の報せでご心配をお掛けしてしまったことと存じます。グリッサ様からのお気遣い、痛み入ります。
幸い私の娘とベネディクトの尽力あって、何事もなく早期に目覚めることが叶いました。現在は幾らかの眠気こそ残っておりますが、問題なく復調しております。
あのティーカップとソーサーについてですが、王子殿下には内緒にとのことで承知いたしました。
普段は驚かす側の殿下が驚かされる側になる……というのも不思議な感じがいたしますが、グリッサ様からのサプライズであればきっと楽しんでくださるのではないかと私も存じます。
とっておきのサプライズの仕掛け人側の者として、私も楽しみにいたしますね。
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
運命の方との再会の旅も、殿下にとっては希望の歩みなのですね。
人間にそれと覚られぬように旅を続ける苦難こそあれど、その方との出会いを求めること自体を苦しみなどと勝手に捉えてしまい、大変失礼いたしました。
諦められぬ苦しさを思ったのは私個人の事情からでしたが、今の私であれば、先の見えぬ闇にも可能性の光を信じることを、ただの憧れではなく自分のこととして捉えることができます。
王子殿下が運命の方と巡り合われ、その再会をグリッサ様が無事に見届けられる日が来ることを、私も信じております。
C＃m：宵月 ヴィブラト
[「祈る」、「願う」などとは記さない。
“呪われた怪物” という自覚のあるこの吸血鬼は、
人間だった頃の家族への愛を抱き続け、
人間らしい矜持も捨てられずにいたものの、
神の恩寵を当たり前に受けられると思えるほどの
信仰心を、もう有してはいなかったから。]
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
さて、骨董品について旅路で学ぶにあたっては、携帯に適した専門書で学ばれるのが最も手っ取り早いかと存じます。
もちろん現場で学べればそれに越したことはありませんが、一般の参加が認められていない市場も少なくありませんし、殿下の御心と足が向いた先で蚤の市などが開かれているとも限りませんので……。
書籍だけでの勉強も、意外とばかにできないものですよ。
参考までに、下にお薦めの書籍を幾つか掲載いたします。
最近はオンライン書店でも本が購入できると伺っておりますので、今滞在されている場所の書店で取り扱いがなくとも入手しやすいかと存じます。
[この文章のすぐ下に、小型の専門書のタイトルが数点、
著者名・出版社名と共に記されている。
西洋の陶磁器や調度品を扱っている書籍が主だが、
中には東洋の陶磁器について触れているものも。
いずれも書籍の通販サイトで現在も購入可能なものだ。]
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
実のところ、私は元々、古美術や骨董に関しては素人でした。
ただ、人間だった頃に美術書や芸術誌の編集に携わっておりましたので、その業務を通じて幾らか知見を得てはおります。
当時学んだことを、今あらためて現物に触れて確かめていく感覚は、不思議と快いものですね。
あくまで私は古美術商のアシスタントという位置づけですが、ベネディクトも私が実地で鑑識眼を磨いていく様を、店主として喜んでくれているようです。
そのベネディクトですが、彼はどうやらこの世の吸血鬼全てを尊んでいるようでして……。
いつだったか、同胞のひとりが店を頼ってきた際に「パリピギャルであっても吸血鬼には変わりない。パリピとしての崇高な美学を感じる」などと息巻いて受け入れに応じたこともあった程です。
おそらく彼は、殿下の輝くような品格ある端麗さ、グリッサ様の実直にして心強き凛々しさ、それに私のことも、それぞれの形で「尊い」と感じているのだと推察しております。
本人に仔細までは訊ねておりませんが、彼に一度語らせたら幾夜掛かるか知れないのが恐ろしいところですね。
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
ですので、彼が言うところの “永遠なる夜の貴公子” にグリッサ様も混ざっていて全く問題ないかと存じ上げます。
私としましては寧ろ、若輩の私ごときが王子殿下と並ぶことの方が畏れ多いのですが……殿下と長らく苦楽を共にされたグリッサ様から、殿下と並んでも遜色ない程の “貴公子” であると認めていただけたのであれば、光栄に存じます。
ベネディクトも度々私のことを貴公子だの何だのとは言ってきますが、私が忌避する役割を強いることまではしてきません。
信奉者の中にも信奉対象の意思を軽んじる者が少なくないといわれる中、こうしたパートナーに巡り合えたことは甚く幸運なことだと思っております。
次のご来訪の際には是非、ベネディクトにも直に挨拶してやってください。
彼もまた日々の精進を怠らずにその審美眼と交渉術を磨いておりますから、ご来訪の際はぜひ楽しみにしていただけたら幸いです。
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
ところでグリッサ様にも、渇きに苛まれた経験があったのですね。その時の耐えがたさ、お察しいたします。
長い生の中で休眠にまで見舞われたことが無かったのは、運のみならず、その時々の局面を切り抜けるだけの力や仲間の縁がグリッサ様や殿下にあったからではないかとも推察いたしました。
私も今回の一件から己の食事の在り方を見直していますが、未だ結論は出せずにいます。
吸血ビジネスについても聞き及んではいるのですが……まずは窮地の際に助け合える “お仲間” との縁を広げることが先決かと考えているところです。
グリッサ様が謝罪されたのがもし私の妻のことでしたら、こちらこそ、どうかお気になさらないでください。
妻のことが微かにぶり返したのは事実でしたが、そもそもあの手紙はフォルクハルト様宛のものだったのですから。
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
それに家族のことについては、あれから少しだけ、心境の変化を得ることが叶いました。
手紙の冒頭でも少しだけ触れましたが、先日、娘のカレンと再会いたしました。
仔細は語れば長くなるため割愛いたしますが、娘が偶然XXXXX市を訪れ私を発見したことで、望まぬところで休眠に至った私が無事に目覚めることが叶いました。
私が吸血鬼として蘇ったことも、彼女は受け入れてくれました。
妻のジェニーとは未だまっとうな形では再会できておらず、言葉を交わすこともできておりません。
吸血鬼としての己を彼女の前で曝け出すことにも、未だ抵抗があります。
それでも、ハロウィーンの夜にこの世に戻ってくるただの亡霊として、彼女の元に帰ろうと考えています。
こう考えることが叶ったのも、私の背を押す言葉を届けてくれた “お仲間” たちがいたからです。
本当に、仲間の縁とは掛け替えのないものですね。
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
心赴くままに書き綴ってしまい、乱筆乱文となったことをお許しください。
殿下とグリッサ様のご来訪を、気長に、楽しみにお待ちいたします。
その際にはもちろん、元気な姿をお見せいたしますよ。
ヴィブラト
P.S.
グリッサ様が選んでくださった切手、いずれも楽しく拝見しております。
初めに頂いた燕の切手も愛らしいものでしたが、三脚の青銅に山水の水墨画、かの画伯の作品と、此方の土地柄に合わせてお選びくださったものでしょうか。私はこの地の出身でないながらも、親しみを感じて嬉しくなりました。
私からもこの度、手元にあった中から切手をお選びいたしました。この手紙が届く頃にまだ△△国の✕✕にいらっしゃるか判りませんでしたので、王子殿下とグリッサ様、お二方のどちらの雰囲気にも沿うと感じたものにいたしました。
お気に召していただければ良いのですが……。
思えば、妻からも「編集者じゃなくモデルだったら良かったのに」などとよく言われたものでした。
あの当時から容姿に触れられるのはこそばゆいものでしたが、妻に写真を撮られるのは、不思議と快かったものですね。
C＃m：宵月 ヴィブラト
[「乱筆乱文」に追伸を一つ（実質二つ）書き記したところで、
さらに追伸を書き加えるのも冗長が過ぎるかと思いながら。
一応ここで、同居人に「例のメッセージの件」>>3:39を訊ねるべく
一度書斎を出て、店舗バックヤードに赴いたのだが]
………………………………。
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > Am：朋義 グリッサ
P.P.S.
ベネディクトの審美眼についてのグリッサ様からのお褒めの言葉に、彼は「墓」とだけ申して倒れておりました。
彼なりの至上の喜びの表現でしょうが、確かにこれは、殿下やグリッサ様の前ではお見せできませんね。
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
よし！ 二通分まとめて書いたらコンパクトにまとまるかとおもったけれどそんなことはありませんでした！！
というわけでまずグリッサ様宛から。ざっくり読みで全く大丈夫です！！
>>0:-6を見て、ちょっとアイスランドっぽいのを意識した切手にしてみました、とこっそりおつたえしつつ。
ちなみにパリピギャルのくだりは、>>-95を全く見ずに書いたものでし た （カペちゃんじゃないNPCのことではあったんですが）丁度ここで見えたのでびっくりしたのもこっそりおつたえしますね……
【独】 ギタリスト モーラ
/*
おおおっ！！カペっ子がライブに来てくれたやったー！！
愛は世界を救うぜー！！
そして、ベネディクトさんが相変わらずおもしれーヤツ！！
楽しいね、手紙村楽しいね。
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
あ あと>>0:-6を見た、とここで書いたので、ついでの形になっちゃうんですが……！
グリッサチップは実は男女どちらでもない感じでした。もちろん男女どちらでもいいよ、という想定で！
名前は女性的な響きですし、実際やや女性的なイメージも自分で度々感じていたくらいだったので、確かに女性想定っぽく見えるかなと！
今回のグリ様は本当カッコよい男前でしたね……かつお美しい……。殿下とのコンビの耽美さにまた中身が悶えておりましてね……。
前の手紙村二つの時もでしたが、蒼生さんのロルの美麗さ、本当に憧れます。
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
>>-108ベネディクトおもしれーやつでなによりです！！！！
これからもっとおもしれーやつにしたいので 再会しばしおまちください……ッ
つ 次はカペちゃん宛て書いてきます！
【独】 Am：朋義 グリッサ
/*
駆けつけるモーラさん格好いい。
痺れます。
ライブ行きたい…！
ヴィブラトさん、お手紙ありがとうございます。
切手をアイスランドっぽくして下さって嬉しいです。
>>-85ヴィブラト
それなら良かったです。
どうぞ無理なく。
>>-109
どっちでも良さそうでよかったです。
今回は、普段、自分の選ばない感じのチップを選んでみようと思いまして。
ノーメイクだと優しげな感じに見えるので、わざと強めのメイクをしているのかもしれません。
ロルについてのお言葉、有難く頂戴します。（震えつつ）
Am：朋義 グリッサ
―翌日―
[ダミアンの示談金によって、当面の旅費は心配がなくなった。
接触禁止令が出たとはいえ、王子から離れないで済むのは有難い。
このまま主の納得がいくまでこの地を捜索し、“運命の相手”が見つからなかったならまた別の土地を目指す事となる。
本当は一刻も早くこの地を離れたいところだが、従者としては主の意志を尊重すべきだ。
机の上に手紙が一通届いていた。
送り主は、昨日にメールを返したうちの一人だ。
封筒を鋏で切って便箋を取り出せば、少しよれて、水分を含んだのか凸凹になっている跡があった。
先に届いたメールには、少し恥ずかしい内容かもしれないと書かれていた。
きっと彼女の心がそこに綴られているのだろう。
一つ深呼吸をしてから、便箋を開く。]
Am：朋義 グリッサ
[彼女は早速行動を起こしたらしい。
治安の悪い場所に本拠地がある事はやはり心配なようで、先に情報を集める事にしたらしい。
知った上でコミュニティに属するも、しないも彼女の自由だ。
知り得た知識は彼女の財産となる事だろう。
引っ越しをしたが、作業が大変だったようだ。
彼女が親しくしていた人間との思い出の品もその中にあったのだろうか。
近くに同胞の知り合いがいれば、手伝って貰う事も出来るだろう。
誰かに助けて貰ったら、誰かを助ければいい。
もしかすると男が彼女に助けて貰う事もあるかもしれない。]
Am：朋義 グリッサ
[彼女は旅らしい旅の経験はないらしい。
人間との時間の流れが異なる為に、吸血鬼は一つのところに住み続ける事は難しい。
自分で書いておいて引かれてしまう可能性も考えたが、自分達の旅が素敵だと言って貰えてほっとした。
知り合った同胞に受け入れて貰えたようで。
吸血鬼のコミュニティを渡り歩く旅。
彼女の性格なら、沢山の吸血鬼と知り合う事が出来るだろう。
接する事で自分の世界を広げる事が出来るかもしれない。]
Am：朋義 グリッサ
[外側にあったよれた便箋に移る。
そこには水滴を拭った形跡もあった。
綴られていたのは、彼女がこれまで接してきた人間への想い。
これまで彼らに贈られてきたものを、記憶を置いていく事は出来ないと。
彼女は想いに向き合い、名を付ける事が出来たらしい。
男はそれに安堵する。
人間との距離感を探すと書いた彼女は、例え右往左往したとしてもいつか彼女の望む道を見つける事が出来るだろう。
何か困った事があれば、先達として手を差し伸べよう。]
【秘】 Am：朋義 グリッサ > E：旋風 カペーシア
[封筒と便箋は、デザインは似ているが少し青みがかった灰色のもの。
便箋には蒼褐色の罫線が横に走っている。
封筒に貼られた切手は、緑色の薔薇をモチーフとしたものだ。
濡羽色で綴られる言葉は前回と同じく、落ち着いた調子であるように努めた。]
【秘】 Am：朋義 グリッサ > E：旋風 カペーシア
カペーシア嬢
こちらもお返事を下さり、ありがとうございます。
コミュニティと連絡を取れたようで安堵しました。
やはり、治安は気になりますよね。
私の情報が役に立ったなら何よりです。
貴女の肌に合うかどうか、やり取りを通じて温度感を確認して頂いたらよいかと思います。
引っ越しをされたのですね。
業者を頼ったとしても、お一人では作業が大変だったでしょう。
誰かに力を借りるのは大切な事です。
その手が多い事に越した事はありません。
(いつか貴女の力を借りる事もあるかもしれませんね)
【秘】 Am：朋義 グリッサ > E：旋風 カペーシア
吸血鬼の身には、そういった問題がありますよね。
同胞の共通の悩みの一つです。
主と私の事について、そう言って頂けて嬉しいです。
誰に何を言われようと貫き通す心算ですが、自分の核のようなものですので。
それを認めて頂けるのはとても有難い事です。
コミュニティ巡りの旅も楽しそうではありましたが、貴女は自分の想いに向き合う事が出来たのですね。
貴方が貴女の大事な物を、想いを大事にしていく事を選択出来た事、喜ばしく思います。
会える相手とは、今のうちに会っておく事をお勧めしますよ。
彼らとの時間をどうぞ大事になさって下さい。
【秘】 Am：朋義 グリッサ > E：旋風 カペーシア
これから沢山の人間や吸血鬼と話して、考えるとよいでしょう。
別に、真直ぐに進まなくても、回り道をしてもよいと思います。
それが貴女の道となるのでしょうから。
貴女が笑顔で人間といっしょに生きられる方法が、見つかりますように。
そう、願っております。
もし悩む事があれば、私でもよろしければ、ご相談下さい。
グリッサ
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > E：旋風 カペーシア
[以前と同じ封筒と便箋、濃紺のインクの筆致で、
その手紙は送られる。
切手の柄は、東洋の花鳥画のタッチで描かれた幽霊図だ。]
カペーシア・ウィールウィンド
こんにちは。
この前の手紙への返事、ありがとう。カペーシアさんも何かと忙しい中で手紙を書いてくれたのだと思う。
あれから少し間が空いてしまったな。君を待たせていないといいんだが……。
君にしてみれば大したことなくとも、俺にしてみれば大きなことだった。
嫌いなものは嫌い、好きなものは好き。そのくらいに単純明快に自分を貫くこと……「ギャルマインド」と言うんだったか。 もし違うようならオッサンの戯言と笑ってくれ。
そうした心意気が人を、吸血鬼を、世界を動かすこともあるってこと……なんて言えばまた小煩いオッサンみたいになってしまいそうだが。
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > E：旋風 カペーシア
それでカレンへの手紙なんだが、「無事に届いた」と本人から直接手紙を見せられた。
というより、手紙が届く前に、もう既にあの子は俺を見つけていた。
この辺りの経緯は少々ややこしい（正直、俺も少し頭がこんがらがっている）ので、「カレンと直接会うことも、手紙を届けることも両方叶った」とだけ理解してくれればいい。
叶ったのはもちろん、「うまくいく」のほうもな。
あの子は本当に、俺から手紙が度々届いたことで「実は父は生きている」と信じるようになっていたらしい。
励みになるどころか生きてるかもとすら思えるなんて、本当に、君が書いてくれた通りだったよ。
C＃m：宵月 ヴィブラト
[……カペーシアにしてみれば消した筈だっただろう言葉を
ここでさらりと綴ってしまったことに気づいたが、
決して悪い話では無い筈と考え、そのままにしておいた。]
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > E：旋風 カペーシア
そうだな。俺にだって、自分とジェニーのどちらがよりショックを受けてたかなんて分かりやしない。分かりやしないからこそ、あの人とすれ違い、溝ができたままになってしまった。
蘇生と化物になることが必ずしも同じでないことも、無残な姿にさせられながら息が続いてしまい得ることも（これは俺も解ってなかったんだが）、今更俺の口からジェニーに伝えても聞いてはもらえないだろう。
カレンは吸血鬼として「生きている」俺を受け入れてくれたが（前々から「吸血鬼かも」と突き止めていたらしい）、ジェニーにはそんな形での生存も受け入れられないかもしれない。
俺自身、血を求める怪物としての今の自分をジェニーの前で見せたくはない。あの人に拒絶された当初はまだ、自分が本当に怪物だなんて実感してなかったんだがな。
（カペーシアさんや他の “お仲間” のことまで「怪物」だと言っている訳じゃない。これは、俺自身の問題だ）
だから俺は、あの人の前では、未練のために彷徨う亡霊でいい。
いや、ハロウィーンの夜にだけこの世に戻ってくる亡霊でいい。
せめて一夜だけでも、互いの未練を晴らせればいい。
C＃m：宵月 ヴィブラト
………………………。
[吸血鬼と化してから、涙を流した覚えはなかった。
カレンに肩を抱かれた時ですら、涙は流れなかった。
そしてこの時も、別に涙が零れた訳ではなかったのだが]
…………そう、か。
[静かに、けれどはっきりと鳴らされたバスドラムのように
ずん、と胸の裡に重く響く感覚を自覚した時に。
「化けて出てきてくれたら嬉しい」と書き綴られていた
この手紙の水痕の別の可能性に、漸く思い当る。]
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > E：旋風 カペーシア
君もそんな、泣きたいほどの未練を、たくさん重ねて、抱え込んで。
ここまでずっと、生きてきたんだろう。
カペーシアさんの元にも、いつか友達が元気な頃の姿で、一目だけでも戻ってきてくれると信じている。
「信じる」なんていうと、まるで確証があるみたいな言い方になっちまうが、そのくらいの思いを重ねれば叶うこともあるんじゃないか。カレンとの手紙みたいにな。
C＃m：宵月 ヴィブラト
[……同時に、「置いていかれる側」の立場が
いつの日か逆転することも、ここでふっと意識に上る。
あの日「逆の立場」と何気なく綴ったことが>>2:-34
何気なく流せるものでなくなるのだろうことを。
それについては、ここでは一度脇に置いて……。]
【秘】 C＃m：宵月 ヴィブラト > E：旋風 カペーシア
生憎今の俺には、「当時の元気な姿」で会いに行くことはできそうにないんだが……まあその方が「亡霊」らしくて良いのかもしれないな。
「狐は千年修行すると尾が増える」なんて話もこの辺りでは聞かれる話だし、俺もそのうち他の吸血鬼みたいに姿を変えられるようになるのかもしれないが。まあそれはさておいて。
そういう訳で、俺はちゃんと家族とうまくやっていくさ。
幸いカレンとは電話もメールも繋がるようになったから、これからも何かと遣り取りを続けていけるだろう。たまにはまた、ゆっくり手紙を書きたいとも思うんだがな。
あとはジェニーのことだけだが、かわいいカペちゃん様に友情出演でご足労おかけしてしまわないよう、良きお父さんは全力で頑張りますよ。
ぜひ、良い結果を待っていてくれ。
写真映えしない亡霊の ヴィブラトおじさんより
P.S.
工芸花茶の心得ならある。
どんな茶を届けてもらえるか、楽しみにしている。
C＃m：宵月 ヴィブラト
[ところで「工芸花茶」の根拠はどこにあるのかって？
そんなものはない。
単に茶なら詳しいからなんでもどんとこい、
ということを言いたかっただけである。
ならばそう書けば良いだろうに、何の見栄がそうさせたのやら。
竜巻の切手の意匠を精査しても、図案の資料が手元にない中
結局は判らずじまいになっていたことで、
かつては校正作業にも携わっていたこの元編集者は
少々苦い思いをしていたのだという。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[それから、かつてこの宵月小堂で助けた人間からの
「元編集者のヴィブラト」への相談事への回答を
灰色ではない白のレターセットにしたためる。
こうして書き上げ封をした複数の手紙を投函するために
書斎を出た、丁度その時に。
ベネディクトが倒れて……もといまだいる筈の
バックヤードの方から騒がしい物音がしたと気づく。]
何だ、 ―――まさか、
[真っ先に過ったのは強盗の可能性。
であればまず安全な場所に逃げて通報を……
とはせず真っ先に現場に急いだのは、
この身が人ならぬものとなって久しい故だろう。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[そうこうして駆け付けてみれば心配することはなく、
単にモーラが店まで駆け付けてきていただけだった――
いや、「単に」と表現するのは明らかにおかしいだろう。
未だ臨時休業中のこの時に、
事前に何のアポイントもなく突然現れたのだから！
実際には、事前の連絡はあった。>>-83
だがヴィブラトは綺麗さっぱりそれを見落としており>>79
それを知らずに受け取っていた店主もまた、
不在配達票対応からのグリッサ様の尊さにより>>81
メモの内容を確認するどころではなかったのである。]
も、モーラ様！？ 一体どうしてここに。
確かに海外公演の話はお聞きしましたが――…
[そこではっと、自分の側の心当たりに思い当る。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
………あ、ああ。そういえ、ば。
お読みになったんですね、あれ、を。
[あの当時はとにかく返事を書かねばと焦っていたが、
あんな手紙を眷属を待たせてまで送りつけるのか、
という配慮が頭になかったことを、ここで自覚する。]
ご心配、ご足労お掛けしてしまったこと、
深くお詫びいたします。
[ヴィブラトはその場に膝をついて「どげざ」した。
正式な作法は知らない。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
……実はあのお手紙を書いていた折、
色々あって渇血に瀕しておりまして。
危うく一般の人間の目に触れる場所で
休眠に至って倒れてしまったのですが。
偶然私を発見した娘のカレンと
無事に帰宅したベネディクトのお陰で、
今日、どうにか目覚めることが叶いまして。
[という状況説明を、
モーラに文字通り顔向けできない心境で話したところ、
その彼もその場にへたり込んで涙を流したのだった。>>63]
C＃m：宵月 ヴィブラト
……モーラ様は本当に、涙もろく、情に厚い御方ですね。
[文字通りに顔向けできずとも、
無事を喜ぶその声色から涙の存在は察せられた。
それから漸くまともに顔を上げ、表情を緩める。]
私の身を案じてくださり、ありがとうございます。
何はともあれ、久方ぶりに
こうしてお顔を合わせることが叶い、
大変喜ばしく思っております、モーラ様。
[さて、例の古のからくり時計のことを
ヴィブラトは忘れた訳ではなかったが、
この来訪はモーラにとってもイレギュラーの筈。
営業時間外ということもあり、鑑定の件については
後日でいいかと考えたのだが……。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
（…………ベネディクトのやつはどうした？）
[流石にまだ「墓」などと卒倒している訳ではあるまいと。
そうは思えど、この慌ただしさの中で
全く気配を感じないことを、この吸血鬼は訝しんでいたという。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
[さてこの時、ベネディクトは店舗のフロアの方で
金縛りにあったかのように動けなくなっていた。
特に魅了の術や呪詛の類を受けていた訳では無い。
もちろん、物理的な拘束があった訳でもない。
単に、自分の目の前で、宵月小堂の表玄関から
複数の鴉を引き連れて勢いよく飛んできた鴉が
あの「月夜の鴉」のモーラの姿に変じたことで>>63
侵入者を引き留めるよりも前に 察して しまっただけである。]
C＃m：宵月 ヴィブラト
― Before ―
「ああ、あのバンドですか？
なんでも本国では絶大な人気だそうっすね。
自分、別に音楽とか詳しい訳じゃないですが～
国外での公演も控えているくらいだから
実力もパフォーマンスも申し分ないんでしょう。
すごいですねー世界のヴィジュアル系って。
そんなにすごいのであれば、モーラ様？でしたっけ、
わざわざ吸血鬼のキャラを下手に作って
売りだすこともないでしょうに。
真なる “永遠の夜を翔ける崇高なる” 方々を
この目とこの耳とこの肌で知る僕らからすれば、
あんなのチャチな子供だましの設定っすよ。
ええ、僕らが『私の血を吸って♡』なんて団扇
恥ずかしげもなく振る訳ないじゃないっすか～」
【独】 C＃m：宵月 ヴィブラト
/*
カペちゃん宛てとモーラ様宛（現場）おまたせしました！
今日落とした分はいずれもこのまま〆で大丈夫です！ ぼくもあす個人〆できるようにがんばります……ッ
【独】 E：旋風 カペーシア
/*
わ〜い！グリッサさんもヴィブラトさんもおへんじうれしい〜！
ありがとうございます！！！
ふたりともカペちゃんの悩みに寄り添いつつ、
ギャルの波長にあわせてくれようとしてくれるの
めっちゃよきよきえも〜
人狼側の勝利です！
全てのログとユーザー名を公開します。2025/07/14(Mon) 21:00:00 まで自由に書き込めますので、今回の感想などをどうぞ。
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