星狩りの国-暁の街-

20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―


【墓】 紫花天 タリアー04

[ 他の誰かと手紙を遣り取りするようにならなければ、
 きっと自分は機能停止するまで施設から出ることなく、
 独りぼっちで朽ちていくはずだった。
 けれど、いまは違う。

 自分以外の誰かがいることを知った。
 彼らと話すことの喜びを、他者と繋がれることの尊さを、
 彼女は知った。
 飛んだところで何も見つからず、辿り着けない可能性だってある。
 でも、試してみなければ。]

私が目醒めたのは、きっと、このためだった。そう、信じて。

(+1) 2024/05/16(Thu) 20:43:12

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