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おや、我々が快適に魂を選べるように場を整えて下さった功労者であるハルニレを放ったらかすとは。彼も薄情ですねえ。まあ……意外に目当ての方への執着が強い様子でしたから、我々にちょっかい出されまいと避けられてしまったのかもしれません。
いやはや、人聞きもとい悪魔聞きの悪い話です。人の魂に興味はないと言うのに……
(想像よりもずっと人数の少ない様子と、コートレットの歓迎の勢いに状況を察して困ったように笑うが、魂の数が合わないことに言及されれば彼が順に指差した先を一度見てから視線を戻し)
……お恥ずかしい話ですが、欲を張って天使様に邪魔だてされてしまいまして。
もし天使が役目を果たした事に浮かれているなら、最後に動く“彼”が炙り出せるかもしれないと期待もしていたのですが……逃げ切られてしまいました。
と、言うわけで。持ち帰る魂も合わせる顔もなかったのですが……この様子を見る限りでは、来て正解でしたね?私、仲間想いですので。