もう一つの瓶の手紙は読めない文字がいっぱい書いてあったので、ベアーはマチェットのところに向かった。「まちぇっと!てがみかいたのすげーあたまいいやつだ!」マチェットが何事かと思うよりも早く、手紙を判決等速報用手持幡(通称びろーん)のように掲げながら走ってくるベアーの姿が目に入った。一瞬、手紙に 勝訴 という文字が見えた気がしたが、それは全くの気のせいであった。「おれぜんぜんよめないから、おれのかわりによんで!」勝訴どころではなく敗訴した後だった。