星狩りの国-暁の街-

3 ― 星見る手紙 ―


【墓】 旅行者 パウゼ

[「こんにちは。
調子はどうだろうか。」
暫くの後、いつものように、いつもの医師が病室にやってきた。]

先生。
昨日の方から色々聞きました。
これからもよろしくお願いします。

[夜は辛い。
きっとこれから毎晩辛いのだろう。
だけれども、泣いて泣いて泣き疲れれば、その時だけでもどこかで区切りがつく気持ちがある。
改めての依頼に、医師は無言で頷いた。]

そういえば、郵便屋さんも来ましたよ。
命石って言うんですね、これ。

[小さな木箱から小さな淡いピンク色の石を取り出して、親指と人差し指で両端を押さえるように持つと、自分の目の前まで持ち上げた。]

(+15) 2023/01/16(Mon) 22:29:13

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