[ 神さま。せんせい。 貴方達の糸を切った私はもう、要りませんか。 傷付かないように生かされてきました。 そうじゃなきゃ夢渡りでいられないから。 今なら私、分かります。 ご飯を「美味しい?」って聞かなかった理由も。 たどたどしい遊びひとつ教えなかったわけも。 与えるばかりで、欲そうとはさせなかった、 ──貴方達の都合のいい小鳥が欲しかっただけ ]