星狩りの国-暁の街-

26 ― 境界の先への手紙 ―


【墓】 爆発爆散 ベアー

ここは畑ではなく庭、研究員に種の話をするとこうやって植えるための準備を整えてくれたのだ。

研究員は慣れた手つきでポットに種を植える。
一方のベアーは種を植えるのを見るのはこれが初めてなので、じっくりとその様子を観察している。

「なあなあ、なんでじめんにうえないんだ?」

ベアーにとって植物は地面から生えるものだ、それなのになぜ種は地面に植えないのか不思議で仕方ないのだ。

『種はすぐに枯れてしまうから、こうやって……ポットで育ててから植えるんだよ』

さあ、やってごらんと種と土の入ったポットを差し出す。
ベアーは真剣な顔で手紙とポットを見比べる。こうやって頭の中で手順を整理しているのだ。

「よぉし……やるぞ!」

(+39) 2024/09/27(Fri) 21:58:29

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