コイバナ
[彼女は寂しかったのか?俺は寂しかったのか?
今となっては、確認する術はないけれど。]
ああ、俺があんまり荒れてるから、
強い魔物討伐に駆り出されてしまったよ。
…色々忙しくしてたら、
あまり気にならなくなったな。
二人で騒いで、店から追い出されたかもしれないな。
[お互い慰めあえたね、と笑うウタに頷いていたら、
不意に立ち上がった彼女が自分に手を伸ばしてきた。
何をするつもりかと身構えたが、
優しく頭を撫でられて、そのままの体勢で目をぱちくり。
どうやらいいこいいこ、と慰められた、らしい?
ぷくー顔をみれなかったのは残念だけど、
代わりに、満足げな顔は見れたかな?]
お、おぅ。
……ありがと。