……えっ、食べるの?
この、見るからにヤバそうなデスフードを……
[だったら買うなだけど、かほちゃんが名付けした品だと聞いたら買わずにいられず。
でも、やっぱり怖い。
で、いまいち気が乗らないでいると、唐突に勝負を切り出された]
えぇ……?! 何その勝負
口説くって……
[そんなお題がないと口説けないのか?って一瞬過ったけど]
……仕方ないなぁ、……いいよ。やろ
[何でもいいや。彼がその気なら。
離れがたくずっと重ねていた手は、この頃には少し、内側が汗ばんできちゃったかな。
わたしの方からそっと手を解くと、自分のグラスを取って立ち上がる]