[反応はあまり芳しくなかったけれど、 仕方ない、といいつつ、乗ってくれた。 だが、それまでちゃっかり繋いだ手は解かれてしまった。 が、名残惜しく思う前に、立ち上がったウタが、 俺の隣の椅子に移動してきた。]…おぅ。[テーブルを囲む時は向かい合わせ。 でも、一緒に料理をしたり出かけたり、の時は、 隣にいることが多い、から、慣れたもの…いや、距離が近いな? いつもより艶めかしい…というか、彼女も大概酔っているようだ。]