── >>0:426の続き ──
うーん、ふぉうかや。
[くすくす笑うイノリくんの表情を伺い知る事が出来ず、少し残念な気持ちもあるものの、笑みを零しているのなら良かったとも、口元にも妖精がぱたぱたと飛び掛かってきて困っている僕。>>0:424
イノリくんはこの惨状を置いていいのか悩んでるようだったけど、どこからか聞こえてくる音色に血相を変えた様子で駆け出して行った。>>0:425
誕生日を祝う音色だったと思うけど、はて、何か見かけたのかな。
まあ、イノリ君が何か見たいものがあるというのなら、その意思を尊重しよう。
その背中は……良く見えなかったけど、紡がれた言葉に手を振って応える。]
おお〜、あしもふぉにきをふけへねー。
[僕の役目はここまでと思っていたけど、再会の言葉には微笑みつつ。頼られるのは存外悪くはなかった。
……さて、この妖精たちはどうしてくれようか。*]