[国民第一号。>>2:224
恐らく、そんな言葉だけれは収まりきらない二人の関係性を尊い物と認識する。
彼女は良い場所を見つけたのだなと、心の何処かで安堵した。
オクリビも、目の前の色鮮やかな少女も、二人とも。
そうして自分の語った意地悪な質問に関しては、]
は、ははっ、
そうか
「気持ちよいほどに受け入れられ、思わず笑い声を上げてしまった。>>2:225]
寛大な女王様だ
そして心も強いと来た
[人を統べるには相応しい器であると、目を細める。
誰も彼もの声を聞き、望む光の形を模索していく。それを眩しく感じるのは気のせいなんかじゃあない。
自分と他者との、善悪の境界線をいつも意識してきた自分にとって、彼女の語る言葉はどれも初めての価値観であった。
どうやらこんな異端であっても、誰かの傍に佇む事が許されるらしい。]