―― 夜明けの自宅 ――[ポストに私信を投函してから、シェルタンはどうにも眠ることができないでいた。 ベッドで横になって目を閉じてみても、上手く寝付けないまま]《 仕方ない、な。 》[無理に眠ろうとするのを諦め瞼を上げた時、視界に入ったのは、棚代わりにしていた木箱の上の封筒の白。 昨日資料館から持ち返ってきた日記帳>>2:22>>2:53は、この白い封筒に入れられた状態で届いてきていた。 身体をゆっくりと起こし、何気なくその封筒を手に取り――]