ちが………。
[>>1――違わない。
否定しようと首を横に振りかけて止めてしまったのは詩ちゃんの中で問いかけの答えはもう出ている感じがしたからだ。
だから黙秘を選ぶ。
沈黙は金ともいうけれど、今は同時に認めているようなものでもあるか。
口元が歪んでしまうのを感じる。
知られたくはなかったことだが泣いてる詩ちゃんをそのままにも出来なかったのも事実だ]
あのね……あのね……。
[違うんだ、僕は>>2そんな表情をしてほしくない。
詩ちゃんが無事ならそれでいい。
いつものように男前で豪快な感じで楽しそうに過ごしてくれていれば僕はそれで良かった。
無理なんかしていない。
>>3これは、この傷は――僕が望んだもので、僕の勲章みたいなものなんだ。
痛いけど、無為に受けているわけではない]