お客さん、見られちゃ困るものはご自分でお願いしますよ。他は俺達が纏めますので。[何と、到着した時に荷造りは半分しか終わっていなかった。男は割れ物をボックスに収めながら指示を出す。家主は恐縮しきった顔で謝罪を口にしながら荷造りを進めていた。どうやら作家をしているらしい客は、前々日が〆切だったらしく、前日に爆睡してしまったらしい。]