─ 午後・展望施設 ─
ぁ…っ
[人の姿はあったけれど、話し声は無かったから私の声は思いのほか響いてしまった。
慌てて周囲を見回したら丁度こちらに向いた人と視線がかち合い>>2:329、
それがカフェでの物思いの先だったから、また声が出かけてしまったけれど、
今度は堪え、隣まで近付いてから]
うん、この角度で観られる機会なんて中々無いから。
でもこんなゆっくり旋回して近付いてくものなんだって知らなかった。
…すごい綺麗。
[ぱっと見白尽くめな星は、よくよく見れば色んな色を含んでいると分かる。
その一つ一つが生の営みのもので、これから自分もその一部に入るのだ]