[どんな国がいいかと尋ねたあと、おじさんはしばらく黙り込んだ。
答えが思いつかないみたいで、けど、ちょっとしたら口を開いて、
"甘いものがたくさん食べられる国が良いな"と言った。]
んじゃ、甘いものたーくさん食えるようさするべ!
おれなぁ、たまーにおちてんの見つけるんだべ!
[少女にとって甘いものとは、アリや草の蜜だったり、たまに誰かが落としてしまった砕けたクッキーや飲みかけのジュースなどだったので、彼がいう甘いものとは認識が違うだろうけど。甘いものが沢山食べられる国。ここにまた一つ、造りたい国に加わった。
おそらく、甘いものはそれだけじゃないって知る必要はあるだろうけど]
んだから、いつでも、おれん国さ来てな!
待っでっから!
[おじさんが別の"国"の人だっていうのはわからないんだけど。一緒に、穴掘りしようよ!*]