>>4リスティリナ
[夜間の見回り、窓を閉めてまわっているところに出くわした。]
え?はぁ……まあいいけど。
[曖昧な相槌のあと、少し面倒そうに承諾する。
なにせジズにとってリスティリナは自分より幼い一人旅の女の子。
多少、いやかなり生意気だろうが、放っておくことなんてできるだろうか、いやできない。
困っているというよりは、どこか愉しそうな気配を感じたとしても。アルコールが為すものだろうと、きっとジズは楽観的に考えた。
持っていた蝋燭の灯りをそのまま手に、彼女のあとをついていく。
これがあればすぐに終わるだろう。暗がりを照らすだけなのだから。]