[陣地を削られる側になった事を実感すれば、頭も痛くなって来る物。だが、士気が下がって居ない者の方が圧倒的に多いのは有り難い。
元より戦闘特化組織、血の気が多い連中が黙って要るはず等ある訳が無いのだ。
結構、結構。それでこそ「夜の女王のアリア」の人間だ。
かく言う自分もその一人。ある程度の采配が終われば、当たり前のように銃を握る。
小ぶりの銃では威力に欠ける。だが自分は決して腕が良い方ではない。
故に弾の数で勝負する。バラ撒く系統の物をチョイスしつつも、出来る限り威力のある物を探っただろう。
義手は既に改造済みで、ある程度の無茶や反動にも耐えられる。
何時もキャンディが入って居た腰のポーチには、手榴弾と替えのマガジンを。
腰のベルトには大ぶりなナイフを。
非殺傷武器を使う気は更々ない、本気のやり合いを前に弾を込める。
メンバー全体を10名程からなるチームへと割り振り、それぞれにトップを設置。
軍隊にも似た形式ではあるが、理に適う動きであれば積極的に採用しよう。
分隊のトップに据えた部下に現場判断で動くことを命じれば、臨機応変な対応が出来るか。]