俺は赤の騎士アロイス。
国から命じられcoz村の偵察にやって来た。
coz村の探索をしている時、ふと怪しい物を拾った。
「これは赤水晶玉…?」
俺は赤水晶玉を持ち帰り宿泊先で調べようとしたのだった。
ところが夜に不思議な夢を見た。
狼の姿をした人間が俺に「我々に着いていくなら金と暇を十分にくれてやる」と言われた。
駐在生活は厳しい鍛練と、仕事中は常に警戒していなければならない緊張感でとても疲弊していた。
こんなこと普段は相手にするわけないのに。
どうにもこの赤水晶玉に魅了されてしまったのだ。
「この仕事が終わったら退職届出して旅にでも出るか…、」
故郷に戻ると何故仕事を辞めたのかと責められてしまうだろう。
そう考えると故郷は見ておきたいが、故郷に戻りたいという気持ちは無くなってしまった。
俺は労働に縛られない自由が欲しい、そう思いながら議場に出ることになった