瓦礫の王が見たひかりは
[こんな「可憐な少年」に身を変えてでも生を掴んだあの屈強な男が、何故かこの場で「殺せ」と繰り返す――
>>2:226。
彼からの「いっそ」の意味も推し量れなかった女は、困惑を示す形に眉を寄せてみせたのだったが]
――…「好きにすりゃいい」、ですか。
その言葉、確りと覚えておきます。
言われてみれば確かに、貴方の側と思しき者が
あの子や採掘地を襲撃しに来たところを
見聞きした覚えはありませんね。
[そんな「あの子」に対し「ズィー」の字の読みを教えた
>>0:189のが外ならぬこの男だった
>>0:364ということは未だ知らぬまま、オクリビは表情を緩めて納得を示す。]