[とはいえそれは現実的に無理なことも分かっていて。
注文の品が届けば手は止まり、
クロッキー帳からお酒とおつまみに伸びる先が変わる。
半分程で交わした乾杯はグラスのかち合う音の無いもので、
でも話の切り替えのタイミングにはなるものだったから
お酒の勢いも借りてのお願いは、あっさりと返されて>>0:208]
良い?…良かったぁ。
じゃあ、カラントさんって呼ぶねぇ。
…カラントさんも、私のこと名前で呼んでくれたら嬉しいんだけど。
[ダメかなぁ?なんて、不安げに見る私の顔は
きっとカラントさんには見覚えのあるものだろう]