――マウスくんからの花束――
[小さな妖精たちがマウスくんからの花束を持って来たのは、アドベンチャーエリアを後にして、当初の目的通り、フェアリーエリアへと向かっている途中。
『プレゼント!』『マウスから!』『キレイキレイ!』
妖精たちは私の傍を透明な羽をパタパタさせて回りながら、思い思いのことを口にします。
ピンクのリボンで包まれた色とりどりの花たちはどれも、自然のままの姿で。
その飾り気のない素朴な印象がマウスくんらしくて、私の心に温かいものが広がりました。
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届けてくれて、ありがとう。
[お使いを済ませた妖精たちを見送ると、私はメッセージカードに目を通します。]