はい、―――それでは。 [ギルド長の促しにベアトリクスは頷き、ゆっくりと合図の手を挙げる。僅かに月の光が差し込む厳かな雰囲気の中、魔導士たちが手をかざし何か呪文を唱えると室内のマナが呼応して震え、空気が揺らいだ。部屋には魔法陣が描かれその上に光で出来た大きな門が現れる。儀式が無事に成功したことを確認し、ベアトリクスはあなたたちに向き直った。]