………うまく焼ける自信、あんまねえけど
直火炙りだけじゃなくて、
この部屋なら金属の刃物とかもあるから、
焼きゴテ代わりに押し当てることもできると思う。
縫ったほうがいいなら、ハリコさん呼ぶが…どうする?
[そう言って、カチリとライターに火をつけた。
………良かった、まだオイルは十分。火力も十分そうだ。
今なら間に合うはず…男はレイルの顔を覗き込んで確認する]
待ってる人がいんだろ?
こんなところで死んじゃいけねえ。
言い出しっぺが死んじゃ、世話ないぜ。
[…男は怖がりだ。誰かが死ぬのは怖い。
だから…どう手当したいか、執事の意志に問いかけた**]