………、完敗だわ。
[顔に表していた悲哀の色を和らげるも、聊か覇気が無い。
ここで音声として出力した言葉通りの、弱った面持ちだ。]
ええ、私は大人しく退散します。
貴方は貴方。私は私。
ま、お互いに、好き勝手やっていきましょう。
[そう言いながら身をかがめ、手榴弾と短刀を収めたベルトやポーチを拾い上げる仕草はあくまで緩慢な動き。
これは勿論、相手に此方の不意打ちだの追い打ちだのを想起させないための挙動だが、その場に崩れながら追い払う側>>228からしてみれば、立ち去るのが遅いと感じるものだったかもしれない。
それにも構わず、オクリビはのんびりとした調子で、カタナも含めた各種武装を両手に抱えて――]