星狩りの国-暁の街-

39 おひとりさまCafe7


メイド ラブ

『──おあがりなさい。
 頑張ってくれたご褒美よ。』

[内緒話をするように口元に人差し指を指して笑う人の笑顔が、脳裏にちらつく。

確か、あの時のキャロットケーキには少しスパイスが入っていて、それが甘さを引き立てているように感じたのだった。
その人は、手ずから作った素朴な菓子を使用人に振る舞うのを好んでいた。

それは別に女が特別だったわけではなく、使用人皆に平等に与えられたものだった。]

(9) 蒼生 2025/04/17(Thu) 23:49:48

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