入口近くの出店で買ったこの『ぽきゃんでぃー』…。
とても可愛らしくて食べてしまうのは勿体ないのだけれど。
せっかくいくつか買ったことだしどなたかにお配りしようかしら…。
[ポシェットの閉じ切らない口から覗くのは、ビニールに包まれた棒付きの飴細工が数本。オレンジ色の丸みを帯びたフォルムにつぶらな瞳が描かれている。ひとりで食べるのも味気ないことだし、誰かとシェアしようか、などと考える。祭りの喧騒の中、相手を探すのはそう難しくないだろう。だが、選択肢が多すぎるがゆえに人の顔を見ては別の顔を見、を繰り返し悩んでいるようで]