[見れば男性だったから、挨拶だけで離れようと思ったのだけれど彼の手にあるものに気付いたら、そうすることは出来なかった。
クロッキー帳にペンを走らせている手の動き、そのペンの先で描かれているもの、どちらも気になって目を離せなかったから当然相手にも気付かれるわけで]
あ…ご、ごめんなさい不躾に!
怪しいものじゃないです!!
[慌てて両手を振ったものの逆に怪しさ倍増だったかもしれない。
乗客だったよな、という声>>0:210に、はい!と頷きを返し]
サンシア・ロメロと言います。
あの、
何を描いてるのか見せてもらえませんか?
その、お兄さんが良かったらでいいんですけど。