[ 私は嘲るように嗤って、笑って、 それから音を立てて立ち上がった。 王が王なりの和平交渉をしようとしているような、 そんな会話が聞こえてなお 衝動を抑えきれなかった。 ] 対等になって、それで、お前はどうする? アイツとの約束を果たし切って 私にお前から恋人を奪った罪悪感を与え続けるか? …………はは、なあ、アマノ いいよ。私と君は対等だ。 だから私がアイツを密告した理由を教えてやろう。