― そして宿 ―
[宿に帰るとおかみさんが出迎えてくれた。
出してくれたお茶は身体冷えてたから正直有難い。沁みる。
もうさっさと温泉入って飯食って寝たい……と、
奇遇だな、アタシも同じ気持ちだ。
>>7お茶を飲み干して部屋に戻ろうとすれば
旅館の従業員に呼び止められた。]
え、浴衣?んじゃー、まあ、せっかくだし……
[一応部屋にも浴衣は置いてあるけれど、
別室に色んな柄のものが置いてあって
希望なら好きなのを選んでもいいそうだ。
案内されるがまま
白地に赤い牡丹柄の浴衣と黒い帯を選び
ついでにお風呂セット一式を巾着袋に入れて
一旦案内された部屋へと戻ることにして……**]