[後ろ足の間に尻尾挟んだポメラニアンみたいなヤツが出て来たな>>7、と一瞬思った。お前が見てたんだろ、と言いかけて、「腕のパーツを壊した」というワードに、思い当たる節しかなさすぎて、ああ〜…という顔をした。]
なんだ、お前だったのか。
会ったら謝ろうと思ってたんだよ。
悪かったなァ。
[本当に思っていたか、といえば思っていない。
あのとき、戦場で零した言葉も悪態に他ならないので、今のだって揶揄って言っているようなものだ。
休戦中だから警戒するなよ、と肩を竦めて、軽く両目を翻して見せる。
ヴァルハラ兵じゃあるまいし、突然袖からジャキッと銃が出てくるわけがない。ヴァルハラ兵ももしかしたら出てこないかもしれないが、男のイメージはそう。]