《 呪詛吐きながらも朝露の光を希う、 棘の城に囚われた亡霊の王。 そんな死人の願いが獅子の君に届くなら、 最果てに来て、という誘いの必要もなく 鳥籠に残ったあの人にすら会えよう。 そしてあの人が鳥籠からも出られるなら、 僕らを阻むものなんて何もないって―― 》