[その時、貴方の手を取ったか。 それは定かではございません。 はたまた。全く違う出会い方をして。 勝つために私から協力を求めたかもしれません。 どちらにせよ――、貴方に対して。 人差し指を口元に添え、シィ、と密事だと誓わせる。] ……今は、まだ。 あの国に逆らわないで。[ 生きていなければ始まらないから。 その『開始』の合図を。待って欲しいのです。]