[ケンチクの脇でテキパキと点滴の準備をする。 そうして準備ができればレイルの腕を取り血管を探る。 そうして手際よく止血剤と増血剤、治療に耐えうる鎮痛剤の点滴の投与を開始しよう] これで少しは楽になるはず……。 さて、傷の縫合ですが……、[自分の縫合は大変に痛い。 拷問目的で覚えた治療法なので正しい(苦しまぬ)処置ができないのだ。 しばし困ったように傷口を防げる者はいないかと周囲を見渡そう。 そうして最終的にはレイルの判断に委ねただろう。*]