任務中、感情なんて無ければって いつも思っていた。 …だから、感情と向き合う事を避けていた気がするよ。[ どういう経緯で物理的危険の多い私に感情を持たせたかは知ったこっちゃ無い仲間の<Colna>が攻撃の前に倒れ伏すのを見た時。身体中の循環液が一瞬にして冷やされるような感覚に襲われる。護衛すべき対象の頬に真っ赤な血が流れた時その苦痛をまるで自分の物のように感じてしまう。制御の効かない感情という代物は私にとってはありがた迷惑でしか無かった ]