>>1:27 ウル
現実は小説よりも素敵なことがある、とも言うよ。
これはボクが勝手に考えて与えた言葉だけどね、グラスちゃんの居るこの世界に♡
グラスちゃんに消えろと言われればボクは躊躇いなく消えるよ。
けれどもグラスちゃんは言わないんだ。いくらクールな対応もとい愛をくれていても、消えろとは言わなかった。少なくとも今日この瞬間まではね♡
だからボクはその愛に甘え続けているんだよ。野暮なんてこたないさ♡
[人造の眼球に人造のまぶたをぱちぱちと重ね、まばたきながら。それは時折うっとりとあらぬ方向に視線を流し、夢見るように潤んでは乾く。]
そうさ、キスミークイックが生まれ変わり、ボクも愛の戦士として生まれ落ちた!
……エッ……ボクの色を……グラスちゃんに寄せる……???
それは流石に……流石にちょっと、あの子に引かれちゃうっていうか……えへ……あっでも想像すると、駄目、興奮しちゃう、どきどきしちゃう……♡ 確かにグラスちゃんのいる宇宙に溶けたいとは言ったけど、グラスちゃんをこの身に映してしまうのは……んんん……♡
[ご厚意どころか様子がおかしくなってしまった。落ち着くまで待っててね……]