[ 君が行儀見習いに僕の家に来ることもあったし、 僕が君の家に通うことも増えた。 はじめて君の家に招待された時は緊張したけれど、 部屋に通してもらえれば、君らしさの溢れる部屋は 居心地がよくて、すぐに長居をするようになった。 最初は、自分の家の椅子を持ち込んでいたけれど、 フローラと相談して、村の職人さんに頼んで、 僕専用の揺り椅子を作ってもらった。 ふかふかのクッションやブランケットも。]