[マイクを通さない声は距離すら超えてまっすぐ届く。>>2:113最初は発言を躊躇う観客もいたかもしれない。しかし一人目が口を開けば、後は熱気に身を任せるだけだ。観客と彼女たちのやり取りが始まったところで結月は背を向けた。その瞳が、果てに咲いた花を目にすることは、ない。>>2:92]