で、俺らクルーは(って言っても業態としては俺の個人貿易なんで、まあ俺と作業ロボくらいしか「クルー」らしい面子はいなかったんだが)墜落先のリージョンの住民になんとか救助され、療養だの修理だのでこのリージョンに留まらざるを得なくなった。
修理。そう、シップの修理だ。
俺らクルーの回復は幸い順調だったんだが、商売道具の船を直す方で色々手間取ってなぁ……。
不時着の際に積荷も幾つかダメになったわ仕事は止まるわで、リージョン間貿易商としては痛すぎる損害を被ることになっちまった。いや、本当に痛い。
そんな損害を与えてきやがった海賊の取り締まりは、警察惑星かどこかに任せるとして……。