[気が付けばカウンターには紙袋に入れられたウォッカのボトルが三本並んでいる。ヴァルハラでは割と知れた、飲み易い口当たりと評判の銘柄だ。]
>>16ミーク
やあ……ごきげんよう
貴方がいる店内はいつも賑やかで良いことだね……
あ、マスター。新しいおしぼりを……
[皮肉でもなくそう言った。本当はあの口上>>5を耳にしたのも初めてではなかったが、人間も機械でさえも記憶とは本来不確かなものだ。
だから、暗に一方的に知っていると示す程度に留めた。]
私は呼称に拘りはなかったけれど……
もし、貴方同様に情熱的な意味で受け取られるなら
何か渾名を決めた方が良いのかも知れないね?
だって……こっちもドキドキしてしまうじゃないか
[くすくすと口許を隠して楽しげに笑う姿は、口で言うほど簡単には揺らぎそうにない雰囲気があった。]