>>7ジズ
[貴女がどう感じたのかは自身にとっては大した問題ではなく。
自分が視えた物をただ伝えただけにしか思っていない。]
…祭りで浮かれた人間が多いのに、苦労人だな。
休めるのならゆっくり休めよ。
[祭りだろうと関係なく働く様子を察すれば、小間使いかなにかだろうか。などと思った。そして、立ち去る姿を見送っただろう。]
…返してやれば良かったか。
[手元の氷り草が風と共に冷気を運んだ事に気付けば、視線を落としてそう呟く。
自身にとって必要な物ではない。人間の方が有難がる代物だろう。
そうは思ったが、もう貴女の姿は見えなくなっているだろうから。結局、氷り草は手元に残ったままだった。*]