……部屋の、掃除でも、しようかな。[流石に目が覚めてみて『思い出の場所が埃だらけ』とあっては安眠なんかできないし、精神的に気持ちいいものではない。それに「あの子」がいた部屋は、少しでも綺麗であってほしい。きっとまた、時間がたてば朽ちていくから気休めと言えばそうだけれど、それでも。]この感じなら、前と同じ場所に掃除道具はあるかな、多分。[掃除道具を取りに階段に向かおうと身をひるがえすと衣装からまたふわりと埃が舞う。]……私の掃除も必要、かな。