[ 依然賑やかに盛り上がる広場の祭りを見ながら、
私は君に口を開く。 ]
そういえば…
もし今日君に想いを伝えてその想いが叶ったなら、
君に見せたいものがあったんだ。
[ 今日という日、君に想いを伝えると決めてから準備していたのは
首飾りや踊りの練習だけではない。
けれどその全てを持ってくることはできなくて、
まだ家に眠っているのだが。 ]
この後、よかったら見てもらいたい。
祭りで気になる店があるなら寄ってからでいいんだが、
私の家に寄ってもいいだろうか。
[ そうして彼女を誘ってみよう。
彼女が行きたい場所があるのなら、
そのままそちらを優先するつもりで。** ]