[お隣の家に住んでいた、同い年の幼馴染。
彼女は木登りが得意だったから、自然とわたしも木登りが好きになった。
一緒になって庭を駆け回って、転んで膝をすりむいても、日が暮れても、ずっと遊んでいた。]
[スクールの同級生。
よく、わたしの隣の席に座って微笑んでくれた、おさげの女の子。
ノートを見せ合って、一緒に勉強をした。
図書館の椅子に並んで座って、ひそひそ声で色んなお喋りをした。]
[背が高くて水泳の得意な、ショートカットが良く似合う、ボーイッシュな先輩。
今から思えば、幼馴染のあの子と似ていたのかもしれない。
日に焼けた肌はわたしと正反対で、ずっとずっと憧れだった。]