現在:アドベンチャーエリア:傘の君と、白もふの君と
[どうやら本当に、死神だとうっかり思い込みかけた存在は別に死神ではなかったようだ――。
向こうから返ってきた短い否定
>>3は「無様」の件のみならず相手の素性のことも含めてなのだと、へろへろの機械にもなんとなくわかった。前者の件もおそらく、社交辞令でなく本当に無様とは思わなかったのだろう、とも。
今の自分はまるで相手の心を見透かす妖精のようだなともぼんやりと思ったが、夢の中であればそんな不思議も有り得るのかもしれない。ごく稀に程度の悪戯妖精の魔法だったのかもしれないが。 こうしてなんとか回復し、スタッフに礼を述べた後]
ふたりとも、心配してくれてありがとう。
[回復までの間足元で吠え続けていた白い子犬と、傘持つ人の姿をそれぞれ見遣り、両者にも確りとした声音で感謝を伝えた。]