ここで留まり続ける私に 形の無い贈り物をくれた者 花を育てる事を教えてくれた者[笑顔で愛称を呼ばれた数日間が今でも懐かしい。だが、私も相手の事を何も覚えていない。恐らく自分の事を忘れて欲しいと願われたのだろう。>>0:120自分の記憶メモリーには顔データすら残って居なかった。かつての自分は幸福を抱き、その数日間が惜しかったのだと思う。残ったのは色褪せ霞んだ笑顔と、愛称だけ。] その機体と過ごした数日を 惜しいと感じられた事が嬉しかった[温かいものとして残り続ける些細な記録。]