おいあぶねえぞチビ!!!
[咄嗟にそっちに行って、ぐいっっっ!!!と
後ろから腕を引っ張る。
視線が一斉に赤毛の方へも集まった。
その視線の動き方に本人は気づかないが、トループ出身者ならば、彼が品定めされてる様子なのはなんとなく肌で感じることができるだろう。
青年は目の前のチビに向かって視線を合わせ、
あたりを見回した。]
こっから向こう、入っちゃだめなんだよ。
危ねえぜ?お前みたいなかわいーやつが入ったら
あんなことやこんなことされちまう!別のとこに行きなよ!
[なんて、とりあえず手を引いて、
裏路地の入り口からは引き離そうとしてみるが、反応はどうだろう*]