[ウキクサが、机に伏せられたカードを捲ります。カードに描かれていたのは6。
私の予想は外れ、ウキクサの番。ウキクサは勝利を収めました。
その後も私は数字を外し続け、ウキクサは全ての予想を当てます。
運の絡むゲーム、多少思考したものの、ほとんど無作為に選んだ数字です。
しかし、それも演算をしても結果に変わりはないと考えたが故。
要は確率なのですから、三回に一度くらいは当たるものと思っていたのですが。
結果は全敗。
条件は同じはずのウキクサと何故ここまでの差ができてしまったのでしょう。
考えても答えは出ません。全くの謎です。
とはいえ、結果は私の負け。]
『ウキクサ、あなたの完全勝利です。おめでとうございます。
あなたは私に質問をする権利を獲得しました。』
[そんな勝利を祝福する言葉と共に、私はあなたの質問を待つことにしたのでした。]*